俳優の福士蒼汰が8日、東京・神田明神で行われた映画『旅猫リポート』(10月26日公開)大ヒット祈願イベントに登場した。
同作は有川浩による人気小説を実写映画化。有川自身も「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れの強い作品で、自ら脚本開発にも参加した。猫好きの青年・悟(福士)は、猫のナナ(声:高畑充希)を手放さなくてはならなくなり、新しい飼い主を探す旅に出る。それは図らずも悟の人生を振り返る旅となる。
今回、初めて猫のナナと一緒に祈祷を受けたという福士。「僕と猫ちゃんで、ご祈祷を受けさせていただきました。ナナちゃんは、多少ビビってました」と振り返る。「でも、ナナちゃんもすごくリラックスしていたと思います。何かを感じとっていたと思いますね」と、祈祷の様子を語った。
また同作について福士は「お芝居のアプローチの方法だとか、完成作を見たときに、全て新しい感覚があった」と明かす。「恥ずかしながら、自分の映画で泣いていまいまして、それも初めてだったので。普段はそういう風に見れないんですけど、今回は、猫ちゃんワンちゃんに感情移入してしまって涙がボロボロに出てしまったのを覚えています」と心境を表した。
実は、横にいた同所の神職も8匹猫を飼うほどの猫好き。マイクを向けられると「泣いてしまうかもしれません……」と予想し、福士も笑顔を見せていた。