ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系『池上彰のニュースそうだったのか!!』。

6日(18:56~)の3時間SPでは、平成の30年を、お金と食など「生活の変化」という切り口で振り返った。

  • 池上彰

    池上彰氏 -テレビ朝日提供

テレビ朝日の丹羽敦子プロデューサーによると、「平成を振り返る企画は今後も予定しているんですが、今回はその第1弾です。第2弾は来年には放送予定です」とのことで、「携帯やインターネット、食の進化やコンプライアンスなどの意識の変化に注目しました。もちろんオウム事件や東日本大震災など、世間を揺るがした大きな事件・震災はいくつもあったんですが、それだけではない、『もっと生活に密着した部分も取り上げたい』ということでこんな企画となりました」と明かす。

丹羽Pは「平成が終わることが決まった頃、去年の夏あたりから、温めてきた企画です」とも語り、池上氏とも「ぜひやりましょう!」と、食事をしながら盛り上がったという。

また、丹羽Pは『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』(2010~11年)がスタートした頃、池上氏との打ち合わせを自宅近くのファミレスで行い、資料や模型を持ち寄っていたと振り返る。「今はメールで画像などの重いデータも送ったり、ダウンロードできるようになったのでだいぶ楽になりましたね。もちろん、収録10日ほど前に最低1度は池上さんとスタッフ全員で直接打ち合わせはしていますが、その後の細かい詰めの作業はメールで行えるようになりました。これでかなり作業が軽減されました!」(丹羽P)。

しかし、いまだにLINEをやっていないという池上氏。丹羽Pは「ぜひ生存確認も含めて、LINEをやっていただけると、さらにこちらは楽になるんですけどね(笑)」と要望した。

今回の収録では、平成の懐かしい話で盛り上がりつつ、最もゲストから質問が出ていたのが「日本の借金」についての話題だった。丹羽Pは「1,000兆を超える借金をどうやって将来返していくのか、ゲストから次々と質問が出ていました。『国民の預金を全部取り上げればあっという間に返せますよ』という答えには皆さん怒ってましたね。『皆さん日本の将来についてちゃんと考えているんだな』と感じた収録でした」と振り返った。

次回(20日18:56~)は、「地図で見る世界の中の日本企画」を放送し、日本の意外なフランチャイズが世界を席巻している話などを池上氏が解説していく予定だ。