日立アプライアンスは10月3日、「コネクテッド家電」の新製品として、ドラム式洗濯乾燥機「ヒートサイクル 風アイロン ビッグドラム」(BD-NX120C)を発表しました。スマホを使うことで、洗濯がもっと便利になります。製品の特長をみていきましょう。

  • 日立

    ビッグドラムといえば、時速約300kmの高速の風を衣類に吹きかけて乾燥する「風アイロン」と、直径約61cm / 容積約85Lの大きなドラム槽が特徴です

BD-NX120Cは、洗剤の種類、布質、汚れの量、水の硬度、布の動きなどを複数のセンサーで把握し、最適な運転を行う「AIお洗濯」機能と、専用アプリ「日立洗濯機 ビッグドラムアプリ」(以下、ビッグドラムアプリ)でスマホと連携する機能を新たに搭載しました。

  • 日立

    BD-NX120Cの洗濯・脱水容量は12kg。乾燥容量は6kg。本体サイズは、W735×D620×H1,060mm、洗濯から乾燥までの消費電力量は約970Wh(標準コース)。発売日は11月17日、価格はオープン。推定市場価格は36万円前後(税別)

ボタン1つでOK、「AIお洗濯」

AIお洗濯は、9つのセンサーで洗濯のさまざまな状況をセンシングし、きれいに洗う機能です。布量、布質、水の硬度、水温、洗剤の種類、布の動き、汚れの量、脱水具合などをみて、水位や洗剤量、洗い方、すすぎ回数などを判断し、最適な運転を行います。

これまでもセンサーを使って洗濯する機能はありましたが、どちらかというと、水量や電力量の削減を重視したものでした。新搭載「AIお洗濯」は、エコに運転するのはもちろん、「きれに洗いたい」「たくさん洗いたい」というニーズにも応えます。「AIお洗濯」ボタンを押すだけで勝手に運転モードを選んでくれる手軽さも魅力です。

  • 日立

    9つのセンサーが運転を制御します

シーンごとの提案が秀逸

ビッグドラムアプリは、「シーン」「衣類の種類」「コース」から洗濯モードを選べる「コンシェルジュ機能」を備えています。

  • 日立

    ビッグドラムアプリを起動すると「コンシェルジュ機能」が立ち上がります

  • 日立

    シーン別の画面では、「スポーツ」「飲み会」「ガーデニング」「デート」などが出てきます

  • 日立

    「飲み会」を選ぶと、「消臭除菌コース」が出てきました。タバコのニオイなどの対策にいいですね!

  • 日立

    衣類の種類を選択すると、自動でコースを決めてくれます。衣類の種類は、複数選択可能

  • 日立

    バスマット、毛布、ぬいぐるみといったメニューも

  • 日立

    「コース」の画面では、洗濯コースの一覧が出てきます。細かい!

BD-NX120C本体にも多くの洗濯メニューが搭載されていますが、ビッグドラムアプリにはそれ以上の洗濯メニューが搭載されています。しかもメニュー数は今後増えていく予定。ビッグドラムアプリの洗濯コースは、3つまでBD-NX120Cにダウンロード可能。ダウンロードすれば、スマホを立ち上げなくてもBD-NX120Cの操作部から直接コースを選択できます。

また、BD-NX120Cは3時間後から24時間後までの範囲で予約運転が可能。たとえば朝に洗濯物をBD-NX120Cにセットし、「7時間後」に設定すると、7時間後に洗濯が終わるよう調整してくれます。ビッグドラムアプリには予約時間を変えられる「リモート機能」を搭載。たとえば急な仕事が入って、帰宅時間が遅くなってしまったときも、ビッグドラムアプリでサッと予約時間を変えられるのです。

  • 日立

    運転開始前なら、ビッグドラムアプリから終了時刻を変更できますよ

  • 日立

    3つまで選択メニューを本体にダウンロード可能。ダウンロードしたコースは上書きできます

  • 日立

    ダウンロードしたメニューは、「ダウンロードコースボタン」から使えます

直感的に最適な洗濯ができるのがイイ!

最近の洗濯機は、たくさんのコースを備えています。洗濯量に合わせて水位を調整したり、洗剤の種類ですすぎのコースを変えたり……本当にいろいろな設定ができるんです。けれどできることが多くても、すべて使いこなすのは難しいもの。BD-NX120Cは「AIお洗濯」ボタンを押すだけで、きれいに効率よく洗い上げられます。また、アプリは「シーン」ごとに最適な洗濯コースを教えてくれます。これなら、洗濯機の機能を余すところなく、簡単に使いこなせそうですね。

  • 日立

    残念ながら、市販の洗剤や柔軟剤をまるまる1パック(詰め替えタイプ)ためておける「洗剤の自動投入」は非対応。ですが今後、洗剤を自動投入できるよう開発をすすめていくそうです。洗剤の自動投入は想像以上に便利なので、洗濯機をすぐに買い替える必要がないなら、自動投入ができるようになるまで待つのもアリだと思います

  • 日立

    同時に縦型洗濯機「ビートウオッシュ」の新モデルも発表。発売は11月17日。価格はオープンで、推定市場価格は33万円前後(税別)

  • 日立
  • 日立
  • 新デザインとして、天面にタッチパネル操作部を採用。洗剤の自動投入も可能で、洗剤や柔軟剤をまるまる1パック分(詰め替えタイプ)ためておけます