テレビ朝日系で2019年4月から1年にわたって放送されるドラマ『やすらぎの刻~道』(平日昼帯放送予定)が、このほどクランクインした。

  • 石坂浩二、浅丘ルリ子、加賀まりこ、柳葉敏郎

    左から石坂浩二、浅丘ルリ子、加賀まりこ、柳葉敏郎 -テレビ朝日提供

倉本聰氏が脚本を手がけ、2017年4~9月に放送された『やすらぎの郷』の主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ「道」が映像化されていくというストーリーが描かれる同ドラマ。作品の前半の主演は清野菜名で、戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、いわば主人公の晩年を八千草薫が演じる。

クランクインでは、前作『やすらぎの郷』以来、1年4か月ぶりに石坂浩二、浅丘ルリ子、加賀まりこの3人が撮影現場に勢ぞろい。さらに、テレビ局プロデューサー・財前役としてゲスト出演する柳葉敏郎を交え、和やかなムードの中、それぞれの演技を静かにぶつけあっていた。 

石坂は前作から「そんなに月日が経ったという実感はありません」と振り返り、初共演の柳葉について「とても難しい役なのですが、柳葉さんはとらえ方が鋭くて、さすがだなと思いました」と語った。そして、今作は「前作『やすらぎの郷』をご覧になった方がその倍以上、さらに楽しめるような"仕掛け"があります」と明かし、「そこを味わっていただければうれしいです」とメッセージを送った。

浅丘は「柳葉さんとは初共演ですが、私も加賀さんも大ファンなの。お会いしたらとても素敵な方で、柳葉さんが出てくださって本当によかったなと思っています」と話す。加賀も「実は、"一世風靡セピア"で踊っていらした頃からの大ファンで、当時から『なんてセクシーな方なのかしら』と思っていました」と、長年のファンであることを告白した。

その柳葉は「オファーをいただいたときは、『本当に僕でいいのでしょうか?』というのが、率直な気持ちでした」と話し、「こんな素晴らしい先輩方とご一緒させていただけるなんて、やっと『紅白歌合戦』に出場できたアーティストのような、ようやく親孝行ができたような、そんな思いです」と感激の様子だった。

しかし、「僕は毎朝ちゃんとトイレに行くタイプなのですが、実はここ2日間、出ないんです…。緊張のせいだと思います(笑)」とも明かしていた。