ソニーは10月2日、HDR対応の4Kホームシアタープロジェクタ(3モデル)を発表した。10月20日から順次発売する。
VPL-VW855
VPL-VW855は、光源にはレーザーダイオードを使用する4Kホームシアタープロジェクタ。11月17日から発売する。価格は3,000,000円(税別)。
ネイティブ4KのSXRDパネルを搭載し、臨場感ある4K映像を投影可能。HD映像を4Kに変換するデータベース型超解像処理LSIにより、きめ細やかな4K映像信号を生成する。18枚のガラスで構成される光学2.1倍「ARC-F(All Range Crisp Focus)」レンズは、歪みの少ない映像を出力。レンズシフトは電動で、垂直±0.8・水平±0.3まで可動する。輝度は2,200ルーメンと明るく、光源寿命も20,000時間と長い。
新機能「デジタルフォーカスオプティマイザー」では、デジタル処理でMTFを向上させ、レンズの収差を画面上の座標と画質のパターンから最適化し、映像本来の美しさをより忠実に再現する。最大120コマまで映像のコマ数を補完する「モーションフロー」にも対応しており、スポーツなど動きの速い映像も滑らかに表示する。
HDCP 2.2対応のHDMI入力端子を2系統装備し、18Gbpsの高速伝送をサポート。最新のHDMI規格の4K60p 4:4:4 各8bit、4:2:2 各12bit、4K24P 4:4:4 各12bitなどの映像入力を可能としている。対応信号は最大4,096×2,160ドット/60p。
その他の主な仕様は、投写方式が3原色液晶投写方式、投写サイズが60~300型。10BASE-T/100BASE-TX有線LAN端子とUSBポートも備える。本体サイズはW560×D510.5×H223mm、重量は約22kg。
VPL-VW555
VPL-VW555は、光源に280Wの高圧水銀ランプを搭載するモデル。ブラックとプレミアムホワイトの2色を用意。10月20日から発売する。店頭予想価格は900,000円前後(税別)。
ランプ交換の目安は約6,000時間で、輝度は1,800ルーメン。レンズは光学2.06倍ズームレンズに変更されており、レンズシフトは垂直+0.8/-0.85・水平±0.31まで可動する(電動)。本体サイズはW495.6×D463.6×H205.3mm、重量は約14kg。そのほかの機能や仕様はほぼ共通。
VPL-VW255
VPL-VW255は、光源に225Wの高圧水銀ランプを搭載するモデル。ブラックとプレミアムホワイトの2色を用意。10月20日より発売する。店頭予想価格495,000円前後(税別)。輝度は1,500ルーメンで、機能や仕様は「VPL-VW555」とほぼ共通だが、デジタルフォーカスオプティマイザーやオートキャリブレーションなど、一部の機能が省略されている。