2018年度上期(4月2日~9月30日)の在京キー局平均視聴率がまとまり、日本テレビが引き続き、ゴールデン(19~22時)・プライム(19~23時)・全日(6~24時)の3冠を達成した。

在京キー局2018年度上期視聴率

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    期間は、2018年4月2日~9月30日。数字はビデオリサーチ調べ・関東地区。単位は%。カッコ内は前年同期との比較値

日テレは、日曜日を中心にレギュラー番組が好調だが、ゴールデンで前年同期比0.4ポイント、プライムで0.4ポイント、全日で0.2ポイントそれぞれ減。特に全日は、0.5ポイント上昇したテレビ朝日と0.2ポイント差に詰め寄られており、直近の週間で見ると9月は第2週(10~16日)・3週(17~23日)と2週連続で同率に並ばれ、第4週(24~30日)は日テレ8.1%に対してテレ朝が8.4%で上回り、9月の月間は7.7%で両局が同率となった。

日テレの岡部智洋編成局担当局次長兼編成部長は「危機感を持っている」と語っており、きょう1日からの改編で『ZIP!』『news zero』のリニューアル、午前帯に新番組『バゲット』を投入するなど、帯番組の強化を図る。

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日本テレビ(左)とテレビ朝日

テレ朝は、全日に加え、ゴールデンで1.0ポイント、プライムで0.8ポイントの大幅上昇。連続ドラマでのシリーズものの安定した人気や、4月に投入した月曜19時台の『帰れマンデー見っけ隊!!』が2ケタを連発する好調、単発枠に戻した日曜21~22時台の堅調などが貢献したと見られる。きょう1日からはプライム帯の『報道ステーション』をリニューアルし、攻勢を強める姿勢だ。なおテレ朝は、9月第4週がゴールデン11.7%、プライム11.8%、全日8.4%で、週間3冠となった。

TBSも、ゴールデンで0.4ポイント、プライムで0.4ポイント、全日で0.2ポイントそれぞれ上昇。レギュラーバラエティや、『日曜劇場』をはじめとする連続ドラマの堅調ぶりが目立っており、合田隆信編成局長は「苦しい時代に現場にいたものですから、最近は本当に良くなってきた」と同局の雰囲気を話している。

テレビ東京は、ゴールデン・プライムで微減。7月期の連ドラが好調だったフジテレビは、下降が続いていたゴールデン・プライムで前年同期比同率に踏みとどまったが、4月にブランドを『プライムニュース』に統一した報道番組でなかなか結果が出ておらず、『めざましテレビ』『バイキング』『直撃LIVE グッディ!』といった帯番組が好調の中、全日が0.1ポイントダウンとなった。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。