アデコは9月27日、「人生100年時代のキャリアビジョンに関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月、20代~60代の有職者2,200名を対象に、インターネットで行われた。

  • 「人生100年時代」と?われるなか、何歳まで働きたいか

    「人生100年時代」と?われるなか、何歳まで働きたいか

「人生100年時代」と言われるなか、何歳まで働きたいかを聞いたところ、「65歳位まで」(24.0%)や「70歳位まで」(20.1%)という回答が多かったほか、およそ5人に1人が「年齢は問わず、元気な限り働きたい」(22.9%)と回答。有識者の多くが、定年後も何かしらの形で働く(働かなくてはならない)と考えていることがわかった。

  • 長く働くために行っていること

    長く働くために行っていること

調査によると、現在の仕事以外のセカンドキャリア(定年後の就職だけでなく、現在の仕事をもちながら副業・複業をすることを含む)へのキャリアビジョンを「持っている」という人は、27.2%。そこで、長く働くためにどのような準備(キャリア開発)を行っているか教えてもらったところ、「情報収集」(45.0%)や「現在もっているスキルのレベルを上げる」(44.0%)という回答が4割を超えた。

  • 自身のキャリア構築に関する不安

    自身のキャリア構築に関する不安

続いて、人生100年時代における自身のキャリア構築について調査を実施した。その結果、76.9%が自身のキャリア構築に不安を抱いていることが明らかに。不安要素としては、「お金(学び直しの費用、生活費等)」(52.9%)や、「自身の能力や気力を維持できるか不安」(28.6%)が大きいことがわかった。