グローバルウェイは9月27日、「銀行業界の年収ランキング」を発表した。同ランキングは、企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」のユーザーが投稿した情報をもとに、銀行業界に属する平均年収が高い企業をまとめたもの。
1位は「新生銀行」(平均年収710万円)。同行は、透明性や納得度の高い人事制度づくりに取り組み続けており、2015年にも役割期待・キャリア形成に応じた報酬体系に改定したほか、「フリンジ・ベネフィット」(通常の給与以外の経済的利益)の提供にも力を入れているという。口コミでは「報酬は良いほうであると思う。不満を持っている人は見たことがない。30代のうちに1,000万円近くもらえるのはかなり恵まれていた」(金融システム開発/20代後半男性/年収950万円)などの声がみられた。
以下、2位は職務給・職能給を導入している「三菱UFJ信託銀行」(同694万円)、3位は本人参加型の評価制度が特徴の「三井住友信託銀行」(同592万円)、4位は国内最大規模の地方銀行である「横浜銀行」(同561万円)、5位は人事評価に「貢献評価制度」を取り入れている「三井住友銀行」(同558万円)と続いた。
調査対象は『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与明細投稿が20件以上寄せられた銀行業界に属する企業。対象期間は2013年4月1日~2018年3月31日。