楽天インサイトは9月27日、「副業に関する調査」結果を発表した。調査は8月17日~19日、同社に登録するモニターのうち、20代~60代の働く男女を対象に、インターネットで行われた。有効回答数は1,000名。

有識者3割に副業経験あり

  • 副業経験

    副業経験

同調査における「副業」とは、本業以外に収入を得る手段・仕事のすべて。はじめに、副業経験を聞くと、14.1%が「現在副業をしている」と回答。「過去に副業をしたことがある」という16.6%を合わせると、有識者の約3割に副業経験があることがわかった。

  • 副業の内容

    副業の内容

現在副業をしている141名に対し、副業の内容を聞いたところ、「投資(株式、不動産、仮想通貨など)」(13.5%)がトップに。次いで「接客・販売」(9.9%)、「不動産運用」(9.2%)、「ネットオークション・フリマアプリによる販売」(9.2%)と続いた。

副業をしている理由

  • 副業をしている理由

    副業をしている理由

副業をしている理由を尋ねると、「給料が足りないため」(47.5%)、「趣味、生きがいのため」(36.9%)、「仕事がなくなったときの保険のため」(17.7%)が上位に並んだ。

副業を行う頻度については、「毎日」や「2~3日に1度程度」(いずれも22%)が多く、「4~5日に1度程度」(10.6%)や「1週間に1度程度」(15.6%)も合わせると、約7割が「1週間に1度以上」副業をしていることが明らかに。また、半数以上となる54.6%が「会社の人に副業を知られている」ことがわかった。

副業で得られるひと月あたりの収入は、「3万円~5万円未満」が最も多く15.6%。次いで「10万円~50万円未満」(14.9%)、「5万円~10万円未満」(12.8%)と続き、中央値は「2万円~3万円未満」だった。

副業をしない理由

  • 副業をしていない理由

    副業をしていない理由

過去に副業をしたことがあるが、現在副業をしていない人(166名)を対象に、副業をしていない理由を尋ねたところ、「体力的に余裕がないから」(47.6%)、「時間がないから」(43.4%)、「やりたい副業がないから」(19.3%)が上位に。一方、副業未経験者(693名)で多かったのは、「時間がないから」(34.2%)や「会社で禁止されているから」(32.9%)、「体力的に余裕がないから」(28.6%)という理由だった。