VRデバイス「Oculus Go」向けに、YouTubeが「YouTube VR」アプリを提供する。開発者カンファレンス「Oculus Connect 5」で、Oculusが明らかにした。同カンファレンスでは、Oculus Goに画面キャスト機能を追加することも発表した。

「Oculus Go」は、装着するだけですぐに使用できるスタンドアロン型 (PCやスマートフォンが不要)のVRデバイスだ。199ドルからという求めやすい価格も相まって、VRの一般普及に貢献している。Oculusによると、Oculus Goユーザーで「Oculus Rift」や「Gear VR」の所有者は約20%、多くはOculus Goで初めてVRに触れ始めた。

Oculus Goは自由度が3DoF (3自由度)であり、VRコンテンツの視聴が主な使い方になる。80万を超えるVRビデオが配信されているYouTubeはOculus Goユーザーのニーズを満たすサービスの1つになっているが、これまでアプリがなく、ユーザーはWebブラウザを使ってYouTubeにアクセスしていた。

画面キャストは、Oculus Goの映像をモバイルデバイスやTVに映し出す機能だ。1人の世界になってしまう VRデバイスでは、使っている人が声を上げたり、爆笑しても、周りの人には何が起こっているのか分からなかったが、画面キャストを使うと、Oculus Goユーザーと一緒に周りの人もリアクションを楽しめる。