「ウーマンウェルネス研究会supported by Kao」は9月25日、疲労に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は8月7~9日、調査対象は首都圏在住の業務でデジタル機器を使用する土日祝日休みの20~59歳の有職者、有効回答は854人。
84%が「疲労の蓄積を感じている」
日々の疲労が蓄積し慢性的な疲れがぬけない「蓄積疲労」の実態を調べたところ、「とても蓄積している」が35%、「やや蓄積している」が49%で、計84%が疲労の蓄積を感じていることがわかった。
最も疲労の蓄積を感じる曜日を尋ねると、「金曜日」が30%でトップ。以下、「木曜日」が29%、「月曜日」が22%、「水曜日」が12%、「火曜日」が7%と続いた。同研究会では「週明けの月曜日が3位であることから、週末にリフレッシュできていない人が多いことがうかがえる」と分析している。
平日の疲れが週末まで持ち越していると、「感じる(とても・やや)」人は90%。週末の過ごし方を尋ねると、「疲れをとるために自宅でゆっくり過ごす」が63%と最も多く、また「疲れを引きずりよい週末を過ごせなかった(とても・やや)」と答えた人は81%に上った。
同研究会によると、蓄積疲労の正体は脳の過緊張が長時間続くことによる「脳疲労」で、運動不足も疲れを助長しているという。蓄積疲労の解消法としては、睡眠や金曜日の高濃度炭酸入浴、有酸素運動、脳の過活動をクールダウンする塗り絵や写経、編み物などを挙げている。