成長めまぐるしい0才の一年。毎日息子にカメラを向けていると、成長の瞬間に敏感に気付くことができました。
はじめて見るしぐさ、はじめて見る表情、はじめて寝返りができた瞬間、はじめて右手を発見した瞬間……そんな「はじめて」にたくさん遭遇した一年。そんな可愛い瞬間を写真におさめることは日々の楽しみでした。
まだ何も物言わぬ息子にカメラを向けて話しかけながら撮影しているとまるで会話をしているようで、カメラは小さな息子と私を繋いでくれる糸電話みたいな存在でした。「写真を撮ること」で私の育児はうんと楽しいものになりました。
たくさんたくさん息子を撮影してきた中で特に意識してきたこと、赤ちゃんを可愛く撮影するコツをまとめてみようと思います。
「自然光で撮る」
赤ちゃんのきめ細かい肌の質感ややわらかい雰囲気、透明感を出すには、フラッシュを使わない自然光で撮るのが一番です。部屋の電気はすべて消して、自然光のみ。明るい日中にレースカーテン1枚にして、柔らかい光を部屋に取り込んで撮影します。逆光にならないようにした方が撮りやすいです。カメラの露出補正機能(明るさを変える機能)を使って、少し明るめに撮ると赤ちゃんが明るく綺麗に写ります。
「いろんなアングルで撮る」
いつも同じアングルで撮るのではなく、真上から、頭側から、足側から、斜めから、抱っこしている状態でママ目線で……と角度を変えてみると写真の雰囲気ががらりと変わります。自分も赤ちゃんの視点に合わせて寝転がったりしゃがんで撮ると、違った表情の写真が撮れたり、赤ちゃん視点の世界を表現できたり、奥行きのある写真を撮ることができます。赤ちゃんにぐっと寄ってアップで撮ったり、少し離れた距離から赤ちゃんを撮ったり、手や足などパーツを撮るなど、さまざまなバリエーションでそのときしか見られない可愛い赤ちゃんをたっぷり撮ってあげましょう。特に新生児の沐浴シーンや赤ちゃんのオムツ姿、お風呂での写真など、赤ちゃんのときにしか見られない小さくて可愛い裸の写真を撮っておくのがおすすめです。