あす27日(19:00～21:00)に放送されるフジテレビ系特番『人気お天気キャスター大集合! 異常気象の真実～ニッポンが危ない!～』。収録の本番前に、ゲストの女優・石川恋が、各局で活躍する3人の女性気象予報士に、知られざる裏側を直撃した。
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(左から)中西希、石川恋、酒井千佳、奈良岡希実子
石川が話を聞いたのは、酒井千佳(フジ系『プライムニュース イブニング』)、中西希(日本テレビ系『Oha!4 NEWS LIVE』)、奈良岡希実子(読売テレビ・日テレ系『情報ライブ ミヤネ屋』)の3人。気象予報士の試験は合格率4%の難関で知られ、酒井は3回、中西は6回、奈良岡は「言いたくないレベル(笑)」もの回数を受験したそうだ。
そんな中、石川が気になったのは「お天気キャスターと気象予報士の違いって何ですか?」という疑問で、これに対して酒井は「見ている側からすると区別がつかないと思うんですけど、やってる内容としては全然違って、キャスターさんは気象予報士が書いてくれた原稿を読むだけで、それ以上のことはやらないんです」と説明。奈良岡は実際に「裏で原稿を書いてたりもします」と打ち明け、中西は「独自の解説ができるのが、気象予報士ならではですね」と補足した。原稿以外に、画面構成やポイント解説のテロップなども考えているという。
それを聞いた石川は「お天気キャスターさんにお仕事取られるのは嫌ですよね?(笑)」と直球質問。酒井は「嫌です(笑)」と即答しながら、「だからこそ、我々にしかできない仕事をしないとなと思っています。異常気象が起こる時代で天気が急変するじゃないですか。特にOA中に豪雨が降ったりしても予報士なら急きょ対応できるので、そういう意味でこれからは気象予報士の需要がある時代になってきたんじゃないかなと思いますね」と、強みを語った。
日々の勉強は欠かせないようで、奈良岡は「各局でこの人は何を言っているのか、どういう切り口でしゃべっているのかをチェックして、『あっいいな』と思ったらメモしておきます」と研究に余念がない。酒井も「家の予約録画は、20個くらい天気のコーナーになってます」と他番組を確認していることを明かし、奈良岡は「天気が荒れてる時は予報士の解説が多くなるので、寝る時間を惜しんで各局を見ます。この夏は睡眠時間が減って大変でした」と、異常気象の意外な影響を吐露した。
それだけに、普段の生活でも気象には敏感になっているといい、中西は「湿度が少し下がっただけで、くちびるがカサカサするなと思ったりします」とのこと。奈良岡が「にわか雨がありそうなときにレーダーを見て、私が行くところは(雨雲が)かからないなと思って、傘を持たないで出かけます」と言うと、酒井も「予報士って傘を持たない人が多いですね。降らない間に出かけちゃえ!ってなるので」と、“気象予報士あるある”を教えてくれた。
一方で、休みの日に朝起きて「予報と違う天気だったら、カーテンをシャッと閉じて、寝ます(笑)」(奈良岡)と、現実逃避していることも告白。出演番組は生放送だけに、予定外の画面が映ってしまったり、掛け合いで突拍子もないことを言われて頭が真っ白になったりするハプニングもあるそうで、三者一様に「笑ってごまかしますね(笑)」と対処法を赤裸々に語った。
最近は、インターネットでいつでも手軽に天気予報を知ることができる中で、気象予報士たちが努力や工夫を重ねていることを知った石川は「ファッションも雑誌ではなく、インスタで見る時代になったので、共通の悩みがあるんだなと思いました。雑誌ならではの良いところを出していく工夫が必要なのかなと日々感じています」と、自身の仕事にも参考になったようだ。
『人気お天気キャスター大集合! 異常気象の真実～ニッポンが危ない!～』は、2014年、2015年に続く、シリーズ第3弾の放送。今回は、この夏猛威を振るった「猛暑」「台風」「豪雨」などについて、気象予報士たちが振り返りながら、日本の気象、それに伴う生活がこの先どうなっていくのかを大胆に予測していく。
