ライカカメラ、パナソニック、シグマの3社は9月25日、戦略的業務提携「L マウントアライアンス」を結んだことを発表した。3社は今後、ライカが開発した「L マウント」規格に沿ったカメラやレンズ製品を相互に協力し、開発していく。
L マウントとは
L マウントは51.6mm径、20mmのフランジバックを採用したレンズマウント。2014年にライカT用のマウントとして投入されたのが最初で、フルサイズセンサーにも、APS-Cセンサーにも対応する。現在、L マウントを搭載した製品として、ライカ SL、ライカ CL、ライカTLなどがある。
20mmの短いフランジバックによって、レンズとセンサーの距離が近づき、小型のレンズ(とくに広角レンズ)を設計しやすくなる。バヨネットの素材はステンレス鋼。対磨耗性に優れ、4つのマウント爪によって、レンズをしっかり固定する。
パナソニック「LUMIX S」がL マウントを採用
ドイツ・ケルンで開催される「Photokina 2018」に合わせて同日、パナソニックからフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S」シリーズが発表された。今後、シグマからもL マウント搭載製品が投入される予定だ。