タカラトミーグループのトミーテックはこのほど、1/150スケール模型の「鉄道コレクション」として、長野県側の出発点・扇沢駅から富山県との県境を越えて黒部ダム駅までを結ぶ関電トンネルを運行する「関電トンネルトロリーバス 300型」を発売した。
関電トンネルでは1964(昭和39)年の開業時からトロリーバスが運行されており、現在は3代目となる300型が活躍している。しかし、部品調達が困難などの理由により、2019年から電気バスへの置換えが決まり、2018年限りでトロリーバス(無軌条電車)による鉄道事業の廃止が決定した。
トロリーバス300型の製品化は、鉄道車両のディスプレイモデル(展示用模型)である「鉄道コレクション」としては初であり、今回は前面に関西電力の社紋が輝く通常塗装バージョンと、黒部ダムのキャラクター「くろにょん」が描かれた2018年ラストイヤーラッピングバージョンの2アイテムを発売する。なお、今回の商品化にあたり、関電トンネルを結ぶ長野県大町市、富山県立山町の双方から公認認定も受けている。
製品サイズは約7.2cm×約1.6cm×約2.2cm。価格は通常塗装バージョンとラストイヤーラッピングバージョンのどちらも1,800円(税抜)。