南海放送は、開局65年の記念番組として、愛媛で語り続けられてきた民話をミニドラマ化する『民話DEドラマ』(毎週水曜20:54~。全12話)を10月3日からスタートする。
同局では、「民話」は故郷の歴史や風土を楽しく理解できるコンテンツであると考え、デジタル全盛の今だからこそ、愛媛の民話を次世代に伝えていくことが地元メディアとして大切な役割だと考え、番組化を決定した。
脚本・監督の岩城一平氏は「いろんな民話資料を読んできましたが、どの本にもだいたい、 本を作った人の同じような思いがあとがきに書かれています。 それを要約すると以下のようになります。『地域に伝わる民話を知っている人がどんどんお亡くなりになっていく中で、そういった民話をちゃんと残しておくことは、歴史伝統文化を残すことと同じでとても大事なことである』と」と紹介。
その上で、「名もなきご先祖様たちのバトンの1つを私が受け取ってみよう。平成が終わるこの年にこんなふうに思うなんて、とても運命的。と、勝手に考え、テレビでショートドラマにしよう!というわけです。とにかく楽しく、楽しさ一番のドラマになるようにしました。 短いテレビドラマですので、どうぞお気軽にご堪能ください」と呼びかけている。