人気漫画『銀魂』を小栗旬主演で実写化し、現在大ヒット中の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)"と侍・坂田銀時(小栗)の間に起こるさまざまな事件を描く。

8月15日の公開から興行収入は30億円を超え、シリーズ累計動員数は520万人を突破する大ヒットとなった同作は、毎週金曜日に「応援上映」を実施。今回は、その様子をレポートする。

  • 『銀魂2』応援上映

    『銀魂2』応援上映

応援上映とは、通常の映画上映と違い、声援OK、鳴り物・光り物持ち込みOKの特別上映のこと。映画『シン・ゴジラ』の「発声可能上映」や、アニメ映画『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』の応援上映、『HiGH&LOW THE MOVIE』『忍びの国』など、様々な映画に試みが広がっており、昨年公開の『銀魂』でも大盛り上がりを見せた。

館内、あたたかい声援に溢れる

前作同様、上映前には銀時役の小栗、志村新八役の菅田将暉、神楽役の橋本環奈、福田雄一監督による応援上映限定SPトークVTRも公開。小栗がリーアム・ニーソンを名乗ったまま話が進むなど、ゆるめのトークが繰り広げられるのも、『銀魂』ならでは。

本編が始まると、冒頭のピー音多めのトークで「アカデミー賞くれ〜!!」と絶叫する銀時に、観客からは「あげて〜!!!」とまさに"応援"のあたたかい言葉であふれる。さらにキャバクラ店長役・佐藤二朗の言動に笑いをこらえるキャスト陣の様子に「もっと我慢して!」「笑わないで〜!!」と声がかけられ、徳川茂茂(勝地涼)の登場時に繰り返される「将軍かよォォォォ」も会場一体となった唱和が行われた。

ボンテージ姿を披露した猿飛あやめ(夏菜)、女装姿を披露した銀時、新八、桂小太郎(岡田将生)には「かわいい〜!」「フゥ〜!!」と歓声が上がる。桂がドレスのスリットから太ももをあらわにしながら熱唱した「カツラップ」では、会場内のペンライトが揺れていた。

真選組に終始黄色い悲鳴

また今回は、主演の小栗が「真選組の映画」と評するほどに見せ場だらけだったが、やはり近藤勲(中村勘九郎)、土方十四郎(柳楽優弥)、沖田総悟(吉沢亮)、山崎退(戸塚純貴)、伊東鴨太郎(三浦春馬)ら、隊士たちが登場するとひときわ大きな歓声に。特に何もしていない場面でも「かわい〜!」「総悟〜!!」と黄色い声が止まない事態となっていた。

柳楽演じる土方はヘタレオタクな人格・トッシーとのギャップも魅力となった今作だが、トッシーがアイドルリズムゲームMV風動画を見ている場面では、タンバリンで参戦する猛者も。また新八とトッシーの討論会では、実際に参加しているかのように「そうだそうだ!」と声が上がっていた。

後半のシリアスなシーンでは食い入るように映画に入り込んでいた観客たちだが、沖田のある名台詞では一番の大歓声が! さらに、前作の応援上映でも人気だった高杉晋助(堂本剛)への"美脚"応援も健在。その様子は、ぜひ映画館で一緒に声を出しながら体感してほしい。

※映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』特集はこちら!