説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「Apple GiveBack」って何ですか?』という質問に答えます。
***
Apple GiveBack(アップル・ギブバック)とは、Appleが提供する下取りサービスです。iPhoneやiPadなどApple製品にくわえ、他社製のスマートフォンやパソコンも対象になります。リアル店舗のApple Store限定にはなりますが、フィーチャーフォン(ガラケー)も下取りしてもらえますから、iPhoneの機種変更を検討しているユーザの強い味方になりそうです。
この下取りサービスはAppleが単独で実施するわけではなく、スマートフォンなどデジタル製品の下取り/リサイクルを得意とするBrightstar社との提携により実現されています。Apple公式サイトの「Apple GiveBackの下取りプログラム」にアクセスし、iPhoneやiPadなどの製品をタップすると、BrightstarのWEBサイトに移動して査定が進められるというしくみです。
iPhoneを査定する場合、製造番号(IMEI)を入力する必要があります。すべてのiPhoneが無条件で下取りされるわけではなく、正常に電源が入るかどうか、水漏れによる損傷がないかどうかなどのチェック項目に答えなければなりません。価格がつかない場合には下取りできないため、リサイクルプログラムの利用を促されます。
査定額に納得のうえ下取りを申し込むと、数日以内に段ボール箱などの送付キットが届きます。そこに本人確認書類などを同梱のうえ返送すると、後日査定額ぶんのApple Storeギフトカードがメールに添付される形で送られてきます。
このように、店頭へ出向くことなくiPhoneを下取りしてもらえることがApple GiveBack最大のメリットです。状態のいいiPhoneは、オークションで売却したほうが高値が付くことでしょうが、手間をかけられない場合には合理的な方法といえるでしょう。