JR西日本岡山支社は13日、登録鉄道文化財である「旧津山扇形機関車庫と転車台」を「鉄道記念物」に格上げ指定すると発表した。
同社は日本国有鉄道(国鉄)が取り組んだ鉄道文化遺産の保存活動を引き継ぎ、その価値を評価した上で「鉄道記念物」「準鉄道記念物」「登録鉄道文化財」に区分するとともに、貴重な鉄道文化遺産の散逸を防ぎ、良好な状態で保存・管理する取組みを行っている。
今回、鉄道記念物に格上げ指定された「旧津山扇形機関車庫と転車台」は、津山市をはじめとする自治体等の協力を得ながら、2016年に「津山まなびの鉄道館」として開館し、鉄道の歴史やしくみについて紹介している。地域の人々と連携した鉄道文化遺産の活用は、「地域共生企業」をめざすJR西日本にとって象徴的な取組みであることから、「鉄道記念物」として指定することになった。
「鉄道記念物」への指定日は「鉄道の日」の10月14日。これに先立ち、10月6日に「津山まなびの鉄道館」にて記念式典を開催する。