俳優の妻夫木聡が19日、都内で行われたメ~テレ開局55周年記念ドラマ『乱反射』(テレビ朝日系、22日 22:15~)の制作発表記者会見に出席し、井上真央からの思わぬ告白に苦笑いを浮かべた。
原作は「第63回日本推理作家協会賞」を受賞した貫井徳郎氏の同名小説。地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれるが、原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、「誰にでも心当たりのある」小さな罪の連鎖だったという内容だ。その新聞記者加山聡を妻夫木が、その妻・光恵を井上が演じる。
今作で初共演となる2人だが、妻夫木は「初めて共演した感覚がないんです」と明かし、「真央ちゃんの懐の深さというか、すごく母性が豊富な方なので。演技をしていても、気をまったく使わなくていい夫婦でいられました。心を開いてきてくれる方だったので、助かりました」と、井上に感謝の気持ちを述べた。
井上も「初めてだとは思えないくらいの居心地の良さでした」としつつ、「最初はストイックで自分に厳しいイメージがあったので、それを相手にも求めてくるかなと思って。大事なシーンの前に携帯をいじってたら怒られるんじゃないかなと覚悟はしていました」と告白。
これには妻夫木も「危ないですね、風評被害が。このままだと共演者がいなくなる。怖いですね」と苦笑いしていた。
また、妻夫木は「妻(=マイコ)がすごく仲良くて、お話はいろいろと聞いてました。でも、なかなか接点はなくて、初めてお会いしたのも『日本アカデミー賞』の授賞式でした」とも語った。
会見の終盤には、子役の小岸洸琉くんも登場。妻夫木と小岸くんが仲むつまじくする様子を見た司会者から「(お子さんは)そろそろですか?」と質問されると、妻夫木は「子供ができることは奇跡ですからね。その奇跡を信じて待つのみですね」と答えていた。
この会見には他にも、原作者の貫井徳郎氏が出席した。