9月某日、埼玉・東武動物公園に、平成最後の夏とは思えない、昭和バラエティ全開の“ドンドンパフパフ”の音が鳴り響いた――フジテレビ系単発バラエティ番組『アオハルTV』(20日23:35~24:15)のコーナー「アオハルなスターを探せ! ひらがなモデルだらけの水泳大会」ロケでの一幕だ。

6時間におよぶ撮影にもかかわらず、OAは約15分という超濃縮放送となるこの模様を、現地取材からお届けする。

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    (後列左から)みちょぱ、鈴木奈々、佐野瑞樹アナ、ビビる大木 (前列)ひらがなモデルたち

『アオハルTV』は、“アオハル(青春)真っ只中”の若者にスポットを当てていく番組。「ひらがなモデルだらけの水泳大会」は、現在のバラエティで活躍めざましい鈴木奈々、みちょぱ、藤田ニコルという面々が雑誌『Popteen』出身であることに着目し、さまざまな競技を通して同誌の現役モデルから新たな逸材を見つけ出そうという企画だ。

人気モデルを集めたところ、全員のニックネームが「みちょぱ」と同じひらがな。登場するのは、ほのばび、ちゃんえな、れいぽよ、りぃたむ、ゆうちゃみ、のあにゃん、あいりる、ねりりん、ねおんつぇる、くれたん、めるる、のんたん、りおちょん、しゅりりん、なちょす…という面々だが、OAでダイジェストになるのを分かっていながら、1人1人カメラに向かって全力で意気込み語る姿がとても健気だ。

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最初の競技は、「間違えたら前髪ビショ濡れ! フロートバトルロワイヤル」。バラエティに必要なのは“前のめりなガッツ”と“知性”ということで、プールに投げ入れられたフロートをキャッチして、プールサイドの早押しボタンでクイズに答えるというルールだが、不正解だとマッチョマンから前髪に向かって放水されてしまう。

いざ競技が始まると、放水の罰の前に、フロートを奪取する時点でお構いなしに前髪を濡らしていくモデルたち。次々におバカ解答が飛び出し、前髪どころか顔面にどっぷり放水を食らっていった。

序盤ではあまりの水圧に、持っていたフロートでガードする姿も見られたが、実況席にいるバラエティの申し子・鈴木奈々師匠の視線を感じたのか、次第に手をのけて顔を突き出したり、プールまで後退したり、激しく転倒したりと、次々に新たなリアクションでバリエーションを作り、その場で成長を見せていった。

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続いて行われたのは、「ランキングNo.1まで駆け抜けろ!フロートダッシュ!」。水上に並べられた人気ベスト10のフロートの上をダッシュで駆け抜けるという単純なルールだけに、落ち方の力量が問われる競技となっているが、顔面放水で成長を遂げた彼女たちは、見事にさまざまなパターンでリアクションを披露してくれた。

ある者は頭から突っ込み、ある者はエクソシストばりのブリッジで進み、ある者は予想外のポイントで落下するなど奮闘を見せていたが、これを見守りながらウズウズしていたのが鈴木奈々(30歳)。進行のビビる大木に「お手本見せてもらっていいですか?」と振られると、「えーーっ!!」と嫌がる素振りをしながら、待ってましたとばかりに服の下から準備万端の水着がお目見えする。

こうして何も我慢することがなくなった鈴木奈々は無敵だ。プロの目でカメラ位置をきちんと確認して落ちる方向をシミュレーションし、いざフロートの上を駆け抜けると、誰もが予想しなかった豪快な落下を披露。そこにいた全員が称賛の拍手を贈ったが、それでも撮れ高が不安だったのか、救助用の浮き輪に乗ると「落ちますよ!落ちますよ!」と騒いでカメラを引きつけた上で、足を上げながら転落するという保険までかけていた。しかも2度。

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競技に入る前の意気込みコメントでの声の通り方も、現役モデルたちとはケタ違い。この後、獲得ポイント上位4人がトーナメントで対決する最終競技「アオハルフロート相撲」で優勝者が決まり、表彰式では寒さ対策で多くのモデルたちがタオルや上着を羽織る中、鈴木はビキニ姿のまま、なぜか興奮状態に達して転倒&大股開きを披露するなど、結局最後に全部持っていってしまった。

さすが、あの森三中・大島美幸にリアクション対決で悔し涙を流させた鈴木。恐るべし後輩潰しっぷりだったが、放送では現役モデルたちの活躍にきちんとスポットライトが当たるので、ご安心を。

秋の放送ながら、“ドンドンパフパフ”に乗せて水着の女性たちが全力投球する姿は、スタジオMCのヒロミが「懐かしい」と言うとおり、かつての『ドキッ!水着だらけの水泳大会』を彷彿(ほうふつ)とさせ、幅広い世代が楽しめる“どバラエティ”に仕上がっている。

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