Appleは18日、新しいiOS 12をリリースした。これに合わせ、iOSおよびMac向けのiWorkも新機能が追加された新しいバージョンが登場している。それぞれ、App Storeから無料でダウンロードが可能となっている。

  • iOSアップデートに合わせ、iWorkにも新機能が追加された

iWorkは、Appleが提供するビジネス向けアプリの総称。文書作成の「Pages」、表計算の「Numbers」、プレゼンテーションの「Keynote」があり、それぞれiOS版とMac版が提供されている。

iOS向けiWorkのアップデート

Pagesの新機能

iOS向けのPagesでは、ドローイングをアニメーション化し、それを書類上およびPagesから書き出したブック上で再生して見ることができる。また、ドローイングを「写真」または「ファイル」に書き出すことも可能になった。

注釈機能も強化され、本文中のテキストと余白に配置した注釈を結ぶラインが、本文の編集に伴って伸びたり移動したりする「スマート注釈」が利用できる。この他、Siriショートカットへの対応や多彩な図形などが追加されている。

  • ドローイングの過程をアニメーションで再生

  • 生活用品、動物、人物など絵文字のような多彩な図形が追加された

Numbersの新機能

iOS向けのNumbersでは、表の内容をある視点から整理し直すのに便利な「スマートカテゴリ」機能を追加。例えば、全売上げデータを担当者別にグループ分けし、各担当者の売上げを比較する、といったことが瞬時に可能になる。この他、Siriショートカットへの対応や多彩な図形などが追加されている。

  • 左→右のように、各列に含まれる値でグループ分けを瞬時に行う。曜日や日/週/月といった日付範囲でもグループ分けが可能

Keynoteの新機能

iOS向けのKeynoteでは、発表者が自分用の画面に表示できるメモ書き「発表者ノート」のテキストについて、プレゼン中にもサイズ変更やカラーの反転ができるようになった。この他、Siriショートカットへの対応や多彩な図形などが追加されている。

Mac向けiWorkの新機能

Pagesの新機能

Mac向けのPagesでは、オーディオをドキュメント上で直接録音・編集・再生することが可能になった。また、9月24日にリリースされるmacOS最新版「macOS Mojave」の新機能「ダークモード」に対応し、ツールやメニューバーが背景に合わせた色になる。さらに、MojaveとiOS 12の連携による「連携カメラ」機能では、iOSで撮影・スキャンした画像が自動的に書類上に表示される。

  • ドキュメント上で直接オーディオの録音・編集・再生が可能になった

Numbersの新機能

Mac向けのNumbersでは、iOS向けと同じくスマートカテゴリ機能を搭載。また、こちらもオーディオの録音・編集・再生、連携カメラ、およびmacOS Mojaveのダークモードに対応する。

Keynoteの新機能

Mac向けのKeynoteでは、オーディオの録音・編集・再生、連携カメラ、およびmacOS Mojaveのダークモードに対応する。