ノルウェー生まれのベビー用品ブランドSTOKKE(ストッケ)から、ベビーカーの新製品「ストッケ エクスプローリー」が発表された。発売日は9月19日で、市場想定価格は税抜13万円から。都内で開催された製品発表会には子育て中のモデル 押切もえさんが登壇、製品の魅力と子育てについて語っている。
親子の距離を近づけるとは!?
ストッケ エクスプローリーの製品コンセプトには「親子の距離を近づける究極のコネクションストローラー」とある。ストローラーとはベビーカーのことだが、親子の距離を近づけるとは一体どういう意味だろうか。ストッケ 代表取締役の川原夏子氏が詳細を説明した。
ストッケと言えば、子供の成長に合わせて高さを変えられる椅子「トリップトラップ」が世界的にも有名だ。同製品の良さについて、川原氏は「小さなお子様でも、親と同じ高さのテーブルに座ることができる。食事しながら親子でアイコンタクトをすることで、家族の絆が深められる」と説明する。それと同じ考え方でつくられたのがストッケ エクスプローリーのハイシートだという。
同製品では、子供が座るシート部分を高さ約70cmに設置することができる。これにより、親子が同じ目線で向かい合える。親子の距離を近づける、とはこのことを意味している。なお、カフェやレストランでは子供用ハイチェアの代わりとして使え、また夏の散歩中にはアスファルトの照り返しから子供を遠ざけられる、といったメリットも考えられている。
シートは対面で3段階・背面で2段階、ポジションを変更できる仕様。例えば、対面で角度をつけて高さを調整すれば、親子で向かい合って目線を交わすことが可能。水平に倒せば赤児も寝かせられる。背面に取り付ければ、親子で同じ景色を見ることだってできる。
このほか、従来製品より折り畳みやすくなり、キャノピー(覆い)の通気性も向上。大きな車輪で安定性が増し、フットレストも快適さがより追求された。撥水性素材を採用した大容量32リットルのショッピングバッグが付属されているのも大きなポイントとなっている。川原氏は「まさに赤ちゃんのためのファーストクラス」とアピールする。
「北欧デザインは時代に左右されない、と言われていますね。北欧には、良いものを長く使うという文化があるんです。ストッケ エクスプローリーも、子供の成長に合わせて長く使ってもらえる製品です」と川原氏。同製品はストッケ青山店、日本橋タカシマヤおよび横浜タカシマヤ内のストッケショップ、ストッケ公式オンラインショップ、全国の主要百貨店で販売される予定だ。
このあと、ゲストとして押切もえさんが登壇。今年3月に長男を出産したばかりの押切さんは「子供が生まれたことで生活が一変しました。毎日が感謝で一杯で、楽しく過ごしています」と、笑顔で近況を報告した。
ストッケの製品は愛用しているものの、ストッケ エクスプローリーは初めてという押切さん。ハンドルを押して本製品を動かすと「軽くて片手でも操作できる。スイスイと、何処にでも行けそうですね」と驚いた。また、ハイシートについては「(市販のベビーカーでは)散歩中は母親の目線と子供の目線が交わらないことが多いけれど、これならアイコンタクトできる。親子ともども、安心感があるのでは」と感心した様子。
MCから、旦那さん(プロ野球・千葉ロッテマリーンズの涌井秀章投手)は子育てを手伝ってくれるのか、と聞かれると「夫は子供をあやすのが好き。こうした製品があれば、夫婦で協力して楽しく子育てできる」とコメント。また、ストッケ エクスプローリーを押して親子3人で行きたい場所についての質問には「ショッピングモールで買い物をしたいですね。あとは、これから紅葉がきれいな季節になるので、外に出ていきたい」と答えていた。