アスクはこのほど、Fractal DesignのPCケースである「Define R6 USB-C」の取り扱いを発表しました。この製品はミドルタワーケース「Define R6」のバリエーションモデルで、フロントインタフェースにUSB 3.1 Gen2対応のType-Cコネクタを備えます。

  • 発表された新製品のDefine R6 USB-Cのホワイトモデル。フロントパネルは黒です

ラインナップとして、Black,Blackout,White,Gunmetalの本体カラー、サイドパネルが通常の防音パネルと強化ガラスバリエーションの合計8モデルを用意。店頭予想価格は防音パネルバージョンが16,900円、強化ガラスバージョンが19,900円(いずれも税別)を予定しています。

  • Blackoutモデル

  • Gunmetalモデル

  • Gunmetal(左)とBlackout(右)を並べて撮影すると色味の違いがわかります

  • 新製品はUSB 3.1 Gen.2対応USB Type-Cコネクタを持つのが特徴です

製品の説明を行ったFractal Design Sales & Marketing Director APACのCambo Huang氏によると、Define R6は高い拡張性とフラットなデザインで評価を得ているPCケース。フロントパネルはアルミパネルで高級感があり、第3世代のModuvent Technologyによってトップパネルを防音性の高いスチールカバーやフィルター付きのマルチファン構成にする事も可能です。

  • Fractal Design Fractal Design Sales & Marketing Director APACのCambo Huang氏が新製品の紹介をしてくれました

  • USB 3.1 Gen.2対応ヘッダピンを持つマザーボードに対応するフロントUSB Type-Cコネクタを装備したのが新製品の特長です

  • 多くのファンを取り付け可能で、空冷だけでなく簡易液冷PCにも対応します

  • Fractal Design Global Sales副社長のJens Harnisch氏。副社長が来日したのはAPAC市場の半分が日本で売れているためかもしれません

  • Fractal Designはおおむね5,000~15,000円程度の価格帯に高品質のデザインと機能を盛り込んでいます

  • BTOメーカーのSycomもPremiumLineシリーズでFractal Designのケースをつかっています

  • 当日はDefine R6の「MOD PC」も展示。グラフィックカードだけでなくSSDもアピールする意匠です

オプションとしてグラフィックカードを縦置きするためのライザーカード「Vertical Expansion Slots」VRC-25(4900円)、HDDとSSDトレイキット(色が白と黒の合計4モデルで1300円)、強化ガラスサイドパネル(アップグレード、補修用で3900円)も用意されます。

  • HDD、SSDトレイやグラフィックカードライザーカードもオプションで用意されます

このところ、強化ガラスサイドパネルのケースは多くなっています。またゲーミング系のPCパーツではイルミネーション機能を搭載したものが主流になっています。旧世代のPCケースを使っているユーザーの中にも、こうした機能を生かしたいと考えているかもしれません。そこで旧モデルのDefine R5/Define S用の強化ガラスアップグレードキットも発売予定であると明かしました。

  • 側面強化ガラスパネルはオプションで販売し、保守やアップグレードの他「右側もガラスパネルにしたい」というニーズに応えます

  • Define R5、Define Sユーザー向けの強化ガラスパネルも販売を予定しています

また、Defineシリーズに次いで人気のMini ATX対応ケースのMeshify Cもエアフローを改善し、オプション搭載にも対応したMeshify S2(仮称)を発表する予定と言う事で、2019年末から2019年の年明けにかけてFractal Designの新ケースの発売が相次ぎそうです。

  • こちらはDefineシリーズに次ぐ人気シリーズのMeshify C Miniを使ったMOD PC。フロントパネルがメッシュ構造になっているのが特徴です