作家・冲方丁による小説『十二人の死にたい子どもたち』(文藝春秋刊)が実写映画化されることが18日、明らかになった。2019年1月の公開を予定している。
同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。
発表に際し、出演者全員の顔を塗りつぶしたティザービジュアルと、12人の未成年が続けざまに「死にたい」とつぶやく衝撃的な特報映像も公開。“死にたい子供たち”を演じる12人の俳優の名前は一切不明だが、今いちばん旬な若手スターたちが集結しているという。
メガホンをとるのは、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』『SPEC』シリーズ等で数々の若手俳優を発掘し続けてきた堤幸彦監督。特報映像のタイトルコールは『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイや、冲方原作の劇場アニメ『マルドゥック・スクランブル』三部作の主人公ルーン=バロットの声優の林原めぐみが務めた。
堤幸彦監督コメント
『十二人の子どもたち』を演じた、これからの日本を背負う若き役者達がヤバい。
「死にたい=集団安楽死」というテーマが、相当、ヤバい。
撮りながら、今まで感じた事がない、自分の細胞が総毛立つ瞬間が何度も何度もあった。
やっぱりヤバかった。
たくさんの意味で。
どうしよう……。
面白すぎて人に観せたくないぞ。