日本テレビ系バラエティ番組『世界まる見え!テレビ特捜部』(毎週月曜20:00～)の4代目アシスタントに就任した同局新人の岩田絵里奈アナウンサーが17日、東京・麹町の同局スタジオで行われた収録後に取材に応じた。
日本テレビ新人の岩田絵里奈アナウンサー
岩田アナは、制作局の研修で同番組に携わったことから、「自分の中で『まる見え』に出ることが目標の1つでもあった」とのこと。アシスタント就任は、別番組のロケの感想を報告するということで呼び出された際に、サプライズで伝えられたそうで、「その時の記憶がないくらいうれしくて、感情より先に涙が出るというのを初めて経験しました」というほど感激したそうだ。
新人ながらビートたけしと所ジョージという大御所と番組を進行していくことになることについて聞かれると、岩田アナは「ビートさんも所さんも小さい頃からテレビで見ていた方々なので…」と、たけしを後藤田正晴ばりの“ビート”呼びしてしまい、やはり緊張している様子。前任の杉野真実アナからはアドバイスを受けたそうで、「『VTR明けの正解発表は声を張らなきゃダメだよ』とか、アナウンス部室の開け方とか、身になるお話をたくさんしていただきました」と、具体例を教えてくれた。
同期には、元乃木坂46という経歴を持つ市來玲奈アナがいることから、地元の同級生からは「市來じゃないほうのアナウンサーね」とイジられているそう。それでも、対抗意識は「ないですね。ショートカット(市來アナ)とロングヘア(岩田アナ)なので」と、根拠不明のジャンル分けで住み分けができていると認識しているようだ。
初登場となった17日の放送では、いきなり顔にパイをぶつけられたが、岩田アナは「初回なので、服もスタイリストさんと相談して選んで、気合入れて臨んでいたんですけど、まぁ5分でジャージになるという…」と憂き目に。人生初パイの感触は「結構ウォータータイプだったので、ありとあらゆる顔面の穴にクリームが入ってしまって、どれだけ拭いてもボーっとしてると鼻血みたいに垂れてきたりとか、後処理が大変でした」と、独特の表現で伝えた。この日の収録でも、所に振られてエアギターに全力で挑み、「我を忘れてやりました」と振り返っていた。
そんな岩田アナに対し、所は「新人感がないよね。作ってる笑顔じゃない感じがするし、逆に言うと、フレッシュ感がない(笑)」と言いながら、「振ると何でもやる。エアギターもやるし、ものまねもするし、面白いですよね」と評価。
たけしは「今度の女子アナさんは、日本テレビがちょっと違うタイプを入れてみようと思って入れた人だよね。仕事のやり方が温かいっていうかポワンとしてて、秋田めんこいテレビみたいな、地方で人気のアナウンサーの感じがする。絶対野球選手とかサッカー選手とかにだまされないと思うよ」と太鼓判を押した。
さらに、所が「(アシスタントが)楠田(枝里子)さんの時は、ギクシャクしてましたもんね」と思い出すと、たけしも「あれはデジタルで動いてるから、マネージャーがインプットしたら、その通りにしゃべるんだもん」と乗っかり、所が「そうそう。(岩田アナは)応用が利いていいですよね」とホメると、岩田アナは「ありがとうございます」と感謝していた。
日本テレビの福田一寛プロデューサーは「28年の歴史ある番組でビートたけし、所ジョージという芸能界のレジェンド2人に立ち向かい、化学反応が起こって新しい風を吹かせてくれることを期待して新人のアナウンサーの岩田アナに担当してもらうことを決めました」と起用理由を語っている。
-
(左から)岩田絵里奈アナ、所ジョージ、ビートたけし
