JR貨物は14日、「平成30年7月豪雨」の影響により、一部区間で貨物列車を運転できない状況だった山陽本線が9月30日に全線で運転再開予定となったことを受け、貨物列車も同日から東福山~広島貨物ターミナル間で運転再開すると発表した。現在実施している貨物列車迂回運転やトラック・船舶による代行輸送は終了となる。
山陽本線はJR西日本による復旧作業の結果、9月30日に三原~白市間が運転再開予定。これにより、豪雨災害から3カ月弱を経て山陽本線は全線運転再開となる。あわせてJR貨物の貨物列車も山陽本線東福山~広島貨物ターミナル間で運転再開。「平成30年7月豪雨」の影響による貨物列車の不通区間はすべて解消されることになり、現在実施している伯備線・山陰本線・山口線経由の貨物列車迂回運転(1日1往復)も終了することになった。トラック・船舶による代行輸送も終了する。
運転再開後の貨物列車の詳細の運転計画は決定次第、発表するとのこと。ただし、運転再開後も徐行が必要となる区間があるため遅れが発生する見込みであり、完全復旧に向けて引き続き作業を行う必要があることから、通常より列車本数を減らして運転する場合があるとしている。