俳優・玉木宏が主演する連続ドラマ『盗まれた顔 ~ミアタリ捜査班~』が、WOWOWで2019年1月にスタートすることが14日、明らかになった。
原作は芥川賞受賞作『スクラップ・アンド・ビルド』などで知られる羽田圭介。本作は彼の唯一の警察小説であり、連続ドラマ化は初。今回、玉木が演じるのは、警視庁捜査共助課見当たり捜査員の白戸崇正(しらと・たかまさ)。 抜群の記憶力を誇り、部下思いの心優しきリーダーでもある彼だが、ある日、4年前に死んだ先輩刑事の"顔"を偶然見つけたことをきっかけに命を狙われることになる。
主人公の白戸を演じる玉木は「この作品は『見当たり捜査』という変わった捜査手法を題材としていますが、ある『顔』を見つけてしまったことがきっかけとなり、そこから芋づる式にいろいろなものがつながってしまうという、事件性の怖さが詰まった作品です。誰かを追っていると思っていたら、いつのまにか自分が追われている立場にいる…。そんな緊張感に満ちた、今までにない刑事ドラマになるのではないかと思います」とコメント。
原作者の羽田は「当初、推理とはかけ離れた"見当たり捜査"というアナログな力業の性質が、起承転結に重きを置く映像作品とは親和性が低いのではないかと思っていました。しかし、だからこそ、どんなものが出来上がるのかとても興味深く、楽しみにしています」と映像化への期待を語っている。