普段はなかなか銀座に行く機会のないビジネスマンも、仕事で立ち寄った際には、せっかくなら銀座ならではの高級感溢れるお店で食事をしたいはず。そんな人にピッタリなのが、「東京焼肉 平城苑 銀座五丁目店」だ。
フォアグラ×トリュフ×牛の美味な共演
地下鉄各線の駅から徒歩5分ほど、銀座SIXのななめ向かいのみゆき通り沿いのビル3階にある「東京焼肉 平城苑 銀座五丁目店」は、もともと焼肉バルとして営業していた店舗を今年8月11日に移転・リニューアルオープン。移転を機に平城苑らしい王道の焼肉とバルの頃にメニューとなっていた焼肉をアレンジした創作料理も楽しめるお店として生まれ変わったという。
和牛博士・澤真人氏が自らの目で選び買い付けた黒毛和牛を丸々一頭買いで仕入れ、選び抜かれた最高グレードの肉を提供しているということで、「どこを食べても美味しいです」と、店長さんも胸を張る。
肉を使った創作料理といえば、牛肉の上にうにを乗せた「うにく」が定番になっている印象があるが、「東京焼肉 平城苑 銀座五丁目店」でリニューアルオープンにあたって誕生した創作メニューは一味違う。「フォアグラと和牛握り 2貫」という、見ただけで「さすが銀座!」と唸ってしまう逸品だ。しかも、税別1,100円という、ちょっとしたご褒美として注文しやすい価格設定になっているのが嬉しい。
銀座という土地柄、高級感を出そうということで、世界三大珍味であるフォアグラとトリュフを和牛とマリアージュさせたという、贅沢この上ないこの和牛寿司。早速、ひと口で一気にいただいてみると、肉、フォアグラ、トリュフが混然一体となってあっという間に口の中で溶けて行く。なんという贅沢な味、ああ~もったいない!思わず目を閉じて反芻したくなるこの恍惚感。
すべての食材が主役級にも関わらず、意外としつこくなくて後味もさっぱりしているのは、上にさりげなくのせられた、ポン酢がかかった大根おろしが名脇役になっているから。残りの1貫を食べるのがもったいないほどだが、もう1回、豪快にパクッ。美味い、美味すぎる。これだけでしばらく仕事が頑張れるくらいの絶品であることを保証したい。
また、「ザブトンとフォアグラ2枚」(税別1,800円)も人気メニュー。希少部位であるザブトンを網の上で焼き、フォアグラが乗ったバケットと合わせて食べるという、他では食べることができない創作メニューだ。一度食べてからお替りするくらい、やみつきになってしまうお客さんもいるそうだ。
ランチのステーキも必食メニュー
最高級の黒毛和牛をメインとしているお店だけあって、ディナーメニューは高単価ではあるものの、リーズナブルに楽しめるランチメニューもあり。そこで今回は、「直火グリル アンガス黒牛のブレードステーキ」も食べてみた。
こちらのメニュー、ディナータイムでは税別2,200円で提供しているのだが、ランチではライス、サラダ、スープ、ドリンクもついてなんと税別1,600円で食べることができるのだ。「アンガス黒牛」の柔らかい部分だけ使い、さらに柔らかくするために、専用のタレに漬け込んでから焼き上げているそうで、外はこんがり、中はジューシーでとても柔らかく、肉全体に味が沁み込んでいる。
イメージとしては、マグロの漬けのような感じだ。タレの味付けにはバターを多めに使っているということで、少し甘めなのも食欲もそそり、ご飯とものすごく合う!ボリュームもたっぷりなわりに食べやすくてパクパクいけちゃう。それでこの価格ならきっと若い人も満足できるはず。お客さんの中には、週に何回か食べにくるリピーターの方も。また、20代の女性がお一人で訪れることも多いという。
肉料理の他にも、希少な海老の味を満喫できる「天使の海老焼き2尾」(税別1,000円)や、自家製キムチの大きい葉の中に桃、グレープフルーツ、アボカド等のフルーツを包み、キムチの辛み・酸味とフルーツの甘みがマッチした「キムチの果実」(税別900円)など、オリジナリティのあるアラカルトも充実。
ワインなども豊富に取り揃えており、優雅に美食を楽しめそうだ。広い店内は、宴会シーズンに大人数で利用するのにもピッタリ。銀座といえどもたじろぐことなく、まずはランチタイムに気軽に足を運んで、自分へのご褒美にこだわりの肉を味わってみてほしい。
●information
「東京焼肉 平城苑 銀座五丁目店」
東京都中央区銀座5-8-9 BINO銀座 3F
定休日:無
営業時間:月~金 ランチ11時30分~16時(L.O.15時)
ディナー17時~23時30分(L.O.23時)
土・日・祝 ランチ11時30分~16時(L.O.15時)
ディナー16時~23時30分(L.O.23時)