パナソニックは9月12日、テクニクスブランドのワイヤレススピーカーシステム「SC-C50」を発表した。10月26日に発売する。希望小売価格は85,000円(税別)。
SC-C50は、ツィーターを同軸に配置した6.5cmのホーンスピーカー×3と、直径12cmのサブウーファー×1を搭載したワイヤレススピーカー。ボディはガラス繊維で強化した高剛性樹脂を採用し、音の歪みを抑える。
テクニクス独自のフルデジタルアンプ「JENO Engine」×4基を搭載。スピーカーユニットを正確かつ強力に駆動させるという。圧縮音源を再生するときは「Re-master」技術により、圧縮前のオリジナル音源に近い信号を復元。自然で豊かなサウンドを楽しめるという。
設置した部屋の場所によって、音質を自分で調整できる「Space Tune」モードを搭載。SC-C50を部屋の中央などに置く「Free」、壁際に設置する「Wall」、コーナーに配置する「Corner」の3モードをプリセットしている。内蔵マイクが壁からの距離や反射の影響を踏まえて音質を自動調整する「Space Tune Auto」モードも用意した。
SC-C50はWi-Fiに対応し、PCやNASに保存したハイレゾ音源をインターネット経由で再生したり、本体のUSB端子を使ってUSBメモリーに保存したハイレゾ音源を再生したりできる。Chromecast built-inをサポートし、SpotifyやGoogle Play Musicなどの音楽サービスをスマホからワイヤレスで再生可能だ。
本体サイズはW375×H220×D197mm、重さは約5.9kg。フロントスピーカーの出力は20W+20W+20W、サブウーファーの出力は40W。Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)とBluetooth 4.2に対応。BluetoothコーデックはSBCとAAC。再生可能なファイル形式は、WAV・AIFF(最高384kHz/32bit)、FLAC・ALAC(最高384kHz/24bit)、DSD(最高11.2MHz)、AAC、MP3。インタフェースはUSB端子、AUX端子(3.5mmステレオ)、光デジタル入力端子、有線LAN端子(100BASE-TX、10BASE-T)。