トレンドマイクロは12日、同社のiOS向けアプリがApp Storeで公開停止されていることを確認したと発表した。同アプリは現在インストールできず、詳細は確認中だとしている。

対象となるのは、iOS版の「ウイルスバスター モバイル」や「パスワードマネージャー」、「ウイルスバスター for Home Network」など、下記の11アプリ。12日14時時点、App Storeで検索しても該当アプリは表示されない。

個人向け

  • ウイルスバスター モバイル(iOS版)
  • パスワードマネージャー(iOS版)
  • ウイルスバスター for Home Network(iOS版)
  • ウイルスバスターマルチデバイス月額版(iOS版)
  • ウイルスバスターモバイル月額版(iOS版)
  • ウイルスバスター+デジタルサポート月額版(iOS版)
  • パスワードマネージャー月額版(iOS版)
  • フリーWi-Fiプロテクション(iOS版)
  • Jewelry Box (iOS版)
  • ライトクリーナー/ライトクリーナーLE

法人向け

  • Trend Micro Mobile Security (iOS デバイス)
  • トレンドマイクロによる告知(クリックで拡大)

トレンドマイクロの複数のアプリには、ブラウザの閲覧履歴などを収集し中国サーバに送信する機能があるとして、プライバシーを侵害していると海外で指摘を受けていた。同社は米国時間10日、「Dr. Cleaner」「Dr. Cleaner Pro」「Dr. Antivirus」「Dr. Unarchiver」「Dr. Battery」「Duplicate Finder」の6アプリについて、ブラウザ履歴の収集とアップロードがあったことを認めた上で、送信先が米国サーバであること、該当機能を削除することなどを発表した。

トレンドマイクロが情報を更新し、対応アプリを追加したため、該当部分を更新しました(2018年9月12日 19:00)