WOWOW製作のインターネットドラマ『スーパーチューナー/異能機関』の完成披露試写会が11日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、出演した声優の上村祐翔、千葉翔也、保住有哉、堀江瞬、吉永拓斗と中尾浩之監督が出席した。
同ドラマは、特殊能力を持った男たちが、謎のボスの指示の下、犯罪捜査や人命救助、スキャンダルのもみ消しなどの様々な事件に特殊能力を駆使して挑むというもの。念力の使い手・桜田(保住)、透視ができる栗山(千葉)、発火能力を操る蒲生(上村)、催眠術が得意な柴(堀江)、新人の小柳(吉永)らが活躍するさまが描かれる。
特殊能力者を演じる上村ら5人は声優ということで、実写作品での演技は初というメンバーも多く、保住は「何をすればいいのかわからない状態でした。まずは台本を読み込んで覚えたんですが、監督からは『覚えすぎないで』と言われたりして難しかったですね」と話すなど、最初は苦労もあったようだが、堀江は「声優がドラマに主演するという時代になったんだと思います。マイクの前でした芝居をしたことがなかったので、うれしさと戸惑いがありましたが、実写の仕事もアニメの仕事に吸収できるものがあるのではと思ったのでポジティブにできました」とそれぞれが前向きだったという。
中尾監督は5人の演技について「最初は不安もありましたが、皆さんの芝居はとてもナチュラルだった。リアルな感じは出ていると思います。見事です」と太鼓判。吉永は「より臨場感のあるドラマに仕上がっていると思います。間違いなくこの作品はステップアップに繋がった」と自信を見せ、上村も「若者たちの成長も見どころの一つ。このタイミングで撮影したからリアルな僕らを見ることができると思います」と胸を張った。
また、この日は同ドラマの主題歌が、5人が組むユニット・SparQlewの新曲「Q Wanted」に決まったと発表され、会場からは黄色い歓声が上がった。曲について千葉は「今までは明るくて応援歌のような曲が多かったのですが、今回は、こんなかっこいい曲を歌っていいのだろうか? というくらいかっこいい曲になっています。僕も含めてみんなが普段は出すことがない声で歌っているので、是非聞いてほしいですね」とアピールしていた。
ドラマ『スーパーチューナー/異能機関』は、9月14日よりWOWOWにて無料配信スタート(毎週金曜 全10話)。また、2019年1月からは地上波(TOKTO MX)での放送もスタートする予定となっている。