東急住宅リースとダイヤモンドメディアは9月10日、賃貸マンションの更新料の設定月数に関する調査結果を発表した。調査は6月1日~30日、インターネット上で入居者募集中の約800万件のデータの内、更新料の情報を持つデータ約174万件を集計して行われた。
全国の賃貸マンションにおける更新料の設定月数を都道府県ごとに集計した結果、最も高かったのは「東京都」で、0.73カ月。次いで「千葉県」(0.68カ月)、「神奈川県」(0.64カ月)、「埼玉県」(0.59カ月)と続き、全国平均は0.31カ月となった。
また、近畿地方では、唯一「京都府」(0.54カ月)が全国平均を上回り、首都圏(1都3県)が上位を占める中、5位にランクインした。
一方、更新料の設定月合計が最も低かったのは、「北海道」で0.02カ月。次いで「宮崎県」(0.03カ月)、「岐阜県」「大阪府」「大分県」(いずれも0.04カ月)が続いた。
更新料を設定していない物件を除いた更新料の設定月数は、全国平均で0.89カ月。「東京都」が最も高く1.02カ月となり、次いで「千葉県」「京都府」(いずれも1.00ヶ月)と続き、更新料は、多くとも賃料の約1ヶ月分に設定されていることがわかった。
一方、下位5都道府県には「鹿児島県」「沖縄県」「宮崎県」「熊本県」がランクイン。九州・沖縄地方が低い結果となった。