JR東日本東京支社は11日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた東京駅のバリアフリー化推進に関して発表した。

  • エレベーター設置概要(地下1階)

  • エレベーター設置概要(1階)

東京駅では車いす・ベビーカー利用者に加え、近年の訪日外国人旅行者・海外旅行者の増加にともない、大型スーツケースを持ち運ぶ乗客も増えている。そうした中、改札内で地下1階と地上階(1階)を結ぶエレベーターは、地下1階の商業施設「グランスタ」内にある東海道線9・10番線ホームまでを結ぶエレベーターの1基しかなく、地下1階を利用する乗客に不便をかけていた。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、今後は大型スーツケースなどを持ち運ぶ乗客のさらなる増加が見込まれるため、利用者の利便性・快適性向上を目的に、エレベーター5基を増設するとのこと。

丸の内側中央部に地下1階から地上1階への11人乗りエレベーターを1基、中央通路と北通路の間に地下1階から地上1階、さらにホーム階への24人乗りエレベーターを3基、新幹線北乗換口前に地下1階から地上1階、さらに新幹線北乗換口への15人乗りエレベーターを3基設置し、2020年夏までに順次、使用開始する予定としている。