みなさま、こんにちは。吉田よしかです。2018年6月23日、米カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド・リゾート「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」にピクサー映画の世界観を思う存分堪能できる「ピクサー・ピア」がオープンしました。リニューアル前は「パラダイス・ピア」として知られた一帯がどのように変貌を遂げたのか、アトラクションや新エリアについてレポートします。

  • 「ピクサー・ピア」

4つのゾーンでピクサーの世界観を思う存分楽しもう!

リニューアルしたピクサー・ピアは、メインともいえる「インクレディブル・パーク」をはじめ「トイ・ストーリー・ボードウォーク」「インサイド・アウト・ヘッドクオーター」「ピクサー・プロムナード」とそれぞれ4つのゾーンに分かれています。

ピクサー(ルクソー)ボールのついた看板を抜けた左手には、ピクサーグッズを多数取りそろえたグッズ専門店「ニック・ナックス」がお目見え。ここはピクサーショートフィルム「ニック・ナックス」に登場するスノードームが看板になっています。

店内には、日本では手に入らない貴重なピクサーグッズが多数販売。特に、インクレディブル関連コーナーはグッズ数が充実しており、作中に登場する「エドナ・モード」関連のグッズも数多く見受けられました。

  • グッズ専門店「ニック・ナックス」の店内

  • エドナ・モード関連グッズ。日本では販売していない激レア品

  • エドナ・モードのぬいぐるみも販売

  • 大人気のインクレディブルファミリーTシャツ

更に店内にはドローイングを見せてくれるアニメーターもいるので、ピクサーのキャラクターが描かれていく様をライブで観賞出来ます。これはまさにここでしか体験出来ない貴重な機会。アニメーターがドローイングをしているところを見かけたらぜひ近くでご覧になってみてください。

  • 店内にはクリエイターがピクサーキャラクターを描くライブドローイングを間近で鑑賞することも出来る

Mr.インクレディブルの世界観そのままに体験出来る「インクレディブル・パーク」

エントランスから既に映画の世界をそのまま再現したかのような「インクレディブル・パーク」では、ゲストがくぐる巨大アーチ他、アトラクションに並ぶ途中のレーン沿いの壁に描かれたイラストを、キャラクターデザインを手がけたテディ・ニュートン氏の描き下ろし。

  • テディ・ニュートン氏描き下ろしイラストのアーチは圧巻の大きさ

「インクレディコースター」

「Mr.インクレディブル」のキャラクターたちが活躍するアトラクション「インクレディコースター」は、最高速度90kmで1,830mものレーンを疾走する、カリフォルニア ディズニーランド・リゾートで最長のライドコースター。出発時にはインクレディブルファミリーの長男で時速300㎞という超高速で走り抜けることができるスーパーランナーの男の子「ダッシュ」が弟のジャック・ジャックを捕まえようと猛スピードで水の中を走り抜ける! という演出も見られます。

インクレディコースターは、「インクレディブルパーク」に入る前のコースター線路沿いに屋根付きのファストパス発券所があります。アトラクション自体は夜のパレード「ペイント・ザ・ナイト」の時間帯(20:50~)に行くと待ち時間が減って30~40分待ちくらいになるので、短い待ち時間でスタンバイで並ぶならこのときが狙い目。アトラクションの身長制限は122cm。身長計もあるのでお子様が一緒の場合は身長を測ってからファストパスを取るように心がけましょう。

  • アトラクションの身長制限は122cm

アトラクションの設定は、インクレディコースターの発表会の最中にお守りを引き受けたエドナ・モードの目を盗んで逃げ出した赤ちゃんのジャック・ジャックを(Mr.インクレディブル一家と一緒に)捕まえよう!というもの。コースター内にはジャック・ジャックが全部で19回登場します。どこに出てきたかを探してみるのも楽しいです。コースターを待つエリア用の音楽は映画のBGMを手がけたマイケル・ジアッチーノ氏がオリジナル作曲。 スタンバイレーンで見られるインクレディブルファミリーの説明やモニタ画面を見ながら待っていると待ち時間も短く感じられますよ。

  • 「インクレディコースター」のエントランス

  • インクレディブル・パークへのリニューアルに伴いエリア内の小物までインクレディブルカラーになっています

このインクレディブルパークには、Mr.インクレディブル夫妻の他に氷を自由自在に操るスーパーヒーロー「フロゾン」や「エドナ・モード」も遊びに来てくれます。

  • エドナ・モードと2ショットを撮影することもできます!

  • 氷を自在に操るフロゾン。彼とももちろん一緒に記念撮影OK!

特にこの2人は日本では会えないので、グリーティングしているのを見かけたらぜひとも列に並びましょう。気軽にサインにも応じてくれるのでサイン帳もお忘れなく。

ゲームからグリーティングまで。ピクサーづくしのエリアを堪能!

ピクサー・ピアには「インクレディブルパーク」以外にも「トイ・ストーリー・ボードウォーク」「インサイド・アウト・ヘッドクオーター」「ピクサー・プロムナード」と様々なゾーンが登場しています。

特に20世紀初頭のカリフォルニアのボードウォークにインスピレーションを受けた散歩道「ピクサー・プロムナード」では、巨大観覧車「ミッキーのファンウィール」から生まれ変わった観覧車「ピクサー・パル・ア・ラウンド」と、新しくなった「ゲーム・オブ・ピクサー・ピア」に大注目。

  • 「ピクサー・プロムナード」

「ピクサー・パル・ア・ラウンド」は、中央のミッキーフェイスはそのままに、24個のゴンドラの前後にピクサーキャラクターが描かれています。

46mもの上空からピクサー・ピアの息を呑むような美しい景観を眺めてみてもよし、内側のレールに沿って左右に滑り落ちる非常にスリリングなスライド式ゴンドラに乗るのも良し、2通りの楽しみ方が味わえます。なお、このゴンドラは一周では終わらず「2周」しますので乗り物酔いしやすい人は注意しましょう。

  • 「ピクサー・パル・ア・ラウンド」入り口

  • 「ピクサー・パル・ア・ラウンド」

  • 窓から見た眺め。かなりの高さ!

「ゲーム・オブ・ザ・ピクサー・ピア」では4つのゲームに挑戦! ゲームブースには、『バグズ・ライフ』がモチーフの「ハイムリッヒのキャンディー・コーン・トス」、『ウォーリー』がモチーフの「ウォーリー・スペース・レース」、ピクサーショートフィルムから『月と少年』がモチーフの「ラ・ルナ・スター・キャッチャー」、そして『トイ・ストーリー』がモチーフの「ブルズアイ・スタリオン・スタンピード」があり、各ブースでゲーム専用のプレイカードを購入し、各ポイントを使用してゲームを楽しめます。

ブース毎にもらえる景品が違うので欲しいぬいぐるみを見つけてチャレンジするのも良いですし、全部のゲームにチャレンジするのも良いでしょう。特に競馬のゲーム「ブルズアイ・スタリオン・スタンピード」は複数人で競って楽しむものなので同行者と一緒にチャレンジするとこの上なく盛り上がります。ピクサー・ピアに足を運んだ際はチャレンジしてみてくださいね。

  • 「ハイムリッヒのキャンディー・コーン・トス」ではハイムリッヒの口中に向かって数多くのキャンディを放り込めるかが勝利の鍵!

  • 「ウォーリー・スペース・レース」

  • 水鉄砲を使って的を狙おう。これはかなり難易度高め

  • 「ラ・ルナ・スター・キャッチャー」景品

  • 『月と少年』がモチーフの「ラ・ルナ・スター・キャッチャー」では水に浮かぶ☆をつり上げるゲーム。一番大きい星を狙おう

  • 「ブルズアイ・スタリオン・スタンピード」は1レース8人まで参加可能。自分の馬を一番にするため、ボールをより遠くの穴に入れよう!

以上、「ピクサー・ピア」のアトラクションやおすすめのアクティビティでした。次回はエリア内で食べられるフードやスイーツについてレポートします。お楽しみに!

吉田よしか(ヨシダ ヨシカ)

東京ディズニーランドが開園した1983年以降、30年以上に渡りパークに通い続けているディズニーの達人。年間300日以上パークに足を運び、最新情報やディズニー関連情報などを毎日紹介するAmeba公式ブログ『吉田さんちのディズニー日記』は1日平均50万PVを誇る。