トムソン・ロイター・ジャパンは9月10日、ダイバーシティ&インクルージョン・インデックス(以下、D&I指数)でランク付けされた、2018年の世界で最も多様性と受容性を備えた企業の上位100社を発表した。

日本企業の最上位は花王

  • 上位35社ランキング(出典:トムソン・ロイターWebサイト)

D&I指数では、「ダイバーシティ(多様性)」「インクルージョン(受容性)」「人材開発」「メディアでの論争・物議(頻度)」の4つの基本項目における24の評価基準によって、職場での多様性と受容性が最も進んでいる世界の上場企業上位100社をランク付けしている。

ランキング1位に選ばれたのは、総合コンサルティング会社の「アクセンチュア」(得点(%)84.25)。以下、2位「ノバルティス」(79.25)、3位「メドトロニック」(79.00)、4位「ディアジオ」(78.75)、5位「GAP」(78.50)と続いた。

世界全体では、「ボーダフォン グループ」(28位)など新たに52社が上位100社にランクイン。このほか、17社は2年連続でランク入りし、12社が返り咲いた。

アジア・太平洋地域(APAC)では、上位100社の中に19社がランクイン。このうち日本企業は4社で、オーストラリア企業と並び最も多い結果となった。日本企業トップは24位の「花王」で、以下、52位に「三井物産」、80位に「ソニー」が入ったほか、88位に「東芝」が初めてランクインした。