JR東日本とJR東日本スタートアップは10日、訪日外国人のエキナカ利用時の利便性向上を目的に、9月10日から11月30日まで上野駅構内の駅そば店「いろり庵きらく」にて、訪日外国人向けのスマートフォン注文・決済の実証実験を行うと発表した。
JR東日本グループでは、オープンイノベーションの一環で事業化に向けたさまざまな実証実験を行っており、効果検証を踏まえ、ベンチャー企業のアイデアや技術とグループの経営資源をつなぐ取組みを行っている。今回、ベンチャー企業と協業して新たなビジネス・サービスを実現する「JR東日本スタートアッププログラム」にて、昨年度採択された日本美食との実証実験が行われることになった。
実証実験では、増加する訪日外国人のエキナカ利用時の利便性の向上をめざし、スマートフォンでの食券購入による日本語を介さないスムーズなサービス提供の確認を行う。また、キャッシュレス決済の環境を整備するとともに、利用者数や注文・決済データを活用して有効性を検証することで、今後のビジネスの可能性を探るとのこと。
実施時期は9月10日から11月30日まで。実施場所は上野駅構内の駅そば店「いろり庵きらく」。実施内容は、店頭に二次元コードを設置し、「日本美食」アプリおよびウェブサイト上で注文・決済を行い、食券を発行することで訪日外国人がスムーズに注文できるサービスの実証実験となる。