JR東日本と日本レストランエンタプライズ(NRE)は6日、日本を代表する老舗の駅弁会社5社と共同で、10月30日から11月30日までの期間、フランス国鉄パリリヨン駅で駅弁の臨時販売を行うと発表した。フランスでの駅弁の臨時販売は2016年3~5月に同駅で実施して以来、今回が2回目となる。
前回はNREの駅弁のみ販売したが、今回は新たな取組みとして、パリリヨン駅のホール2内に設けた駅弁売店「駅弁 EKIBEN」にて、日本を代表する老舗の駅弁会社5社が共同で駅弁を販売する。駅弁の特徴である「地産地消」の考えにもとづき、フランス産の食材を使用した駅弁や、日本の味を盛り込んだ駅弁、今回のためだけに調製した限定駅弁など、7種類の駅弁を用意した。
今回の取組みは日仏友好160周年を記念して、日本文化のすばらしさを世界へ発信することを目的に日仏両国が共同で取り組む「ジャポニスム2018」の参加企画にも登録されている。
販売される駅弁は、花善(秋田県)の「鶏めし弁当」、斎藤松月堂(岩手県)の「シャロレー牛あぶり焼き弁当」、日本ばし大増(東京都)の「菜食弁当」、大船軒(神奈川県)の「幕の内 9の彩り弁当」、淡路屋(兵庫県)の「ひっぱりだこ飯」、ジャポニスム2018記念駅弁「よりどりいなり弁当」、JR東日本・NRE共同開発駅弁「E7系新幹線弁当」となっている。