テレビ東京の縄谷太郎編成部長が7日、東京・六本木の同局で行われた10月編成説明会で、木曜19時台のアニメ枠を日曜夕方に移動することについて、背景を説明した。
現在、木曜19時台には『ポケットモンスター サン&ムーン』(18:55~)、『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(19:25~)を編成しているが、10月から『BORUTO』を日曜(17:30~)に、『ポケモン』を同(18:00~)に枠移動する。『ポケモン』の時間帯は、裏でフジテレビ系で『ちびまる子ちゃん』が放送されており、少子化でテレビ離れが進んでいる子どもたちのパイの奪い合いになるとの指摘が上がっていた。
これに対し、縄谷部長は「いろいろ時間帯や曜日をマーケティングしまして、実は日曜日の夕方は、チャイルド層・ファミリー層を含めて、在宅はしてるけどテレビを見ていない率が結構高かったというデータがありました。であれば、お子さんの見る番組が『ちびまる子ちゃん』しかない中で、『ちびまる子ちゃん』に勝とうとか、視聴率を奪おうということではなくて、別の選択肢が提供できればと思っております」と狙いを説明した。
なお、木曜19時台は、新たに博多華丸・大吉がMCを務めるバラエティ番組『突撃!しあわせ買取隊』(10月11日スタート、毎週木曜18:55~19:53 ※初回2時間SP)を開始。これにより、地上波民放ゴールデンタイム(19~22時)で放送されるアニメのレギュラー枠は、テレビ朝日系の『ドラえもん』(毎週金曜19:00~)と『クレヨンしんちゃん』(同19:30~)の2本のみとなる。