女優の栗山千明が、BSテレ東の新土曜ドラマ9『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』(10月6日スタート 毎週土曜21:00〜)に主演することが6日、わかった。

  • 栗山千明

    栗山千明

同作は、新鋭ミステリー作家・佐藤青南の同名小説を実写化。栗山は、人が嘘をつく瞬間に0.2秒間だけ現れる、その人固有の“マイクロジェスチャー”を読み取り「被疑者の嘘を見破る」女性刑事・楯岡絵麻を演じる。

栗山は「絵麻のような役をいただけたことに意外でした。私自身はとても信じやすい人間なので」と驚きつつも、「もともと心理学に興味があったので、絵麻の行動心理学を使って犯人を追いつめていくストーリーが面白いと思いました」と魅力を語る。

演じる絵麻については「一見、刑事らしからぬ取り調べをする、言動が読めない不思議ちゃん。どこまでが計算なのか、どの顔が本音なのかわからない。共通点は今のところ見つかりません(笑)」ときっぱり共通点を否定し、「原作のファンの方々を裏切らない作品になれば、と思っています。視聴者の皆さんが翻弄されてしまうような絵麻を演じることができればいいな、と思っています」と意気込んだ。

また、「『こんなニュアンスの台詞言ったことがない!!!』と感じるような今までに無い役どころなので、自分でもどうなるかわかりません。そこが緊張でもあり、楽しみです!」と心境を明かす栗山。「絵麻の突拍子もない言動から紐解いていく姿が痛快です! 私もそうでしたが、『言動からこんなことがわかってしまうのぉぉぉ~~?』と驚きの連続でした。事件ものではありますが、クスっと笑えるようなやり取りもありますので、お楽しみに!!!!」とアピールした。

森田昇 プロデューサーコメント

2017年10月に始まったゴールデンタイムの連続ドラマ枠は、“人情あふれるギャグ”や“命を問う シリアスストーリー”、“謎と艶っぽさの悪女もの”、そして“究極グルメドラマ”と1年間様々なジャンルの作品に挑戦してきました。そして今回取り組むのは、連続ドラマでは鉄板中の鉄板の“刑事もの”です。しかしながら、この作品はあまたある“刑事・警察もの”とは違い、刑事捜査行動に主眼を置いていません。全く刑事っぽくない女性刑事が取調室の中のみで犯人を追い詰めていく心理戦を中心とした異色の犯罪解決ストーリーです。しかも、冒頭に登場する被疑者が犯人という倒叙形式です。これは『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』のように犯人割れスタイルによる、登場人物同士によるヒリヒリするやり取りのサスペンスストーリーです。

主人公は行動心理学という特殊な技術を使い相手の嘘を見抜き、表面からは読み取れない隠された真実を見抜いていきます。この刑事に一度狙われたら、誰もが丸裸にされどんな犯罪者も 100%自供に追い込まれるという恐ろしい女なのです。主演は栗山千明さん。シリアスからコメディーまでその美貌と芝居で見せきってしまう女優さんで す。あの美しい目で見つめられると全てを見抜かれてしまったようにドキドキします。取調室という密室での1対1のガチンコ勝負、隠しても隠しても見抜かれてしまう刑事と被疑者の心理戦を通し、謎が謎を呼ぶサスペンス・エンターテインメントです。