ソニーは9月5日、プロのミュージシャンがステージで演奏している音を再現する“ステージモニター”をコンセプトに開発したイヤホン「IER-M9」と「IER-M7」を国内発表した。発売日は10月6日。価格はオープンで、市場推定価格はIER-M9が税別130,000円前後、IER-M7が税別75,000円前後。

IER-M9

  • IER-M9

「IER-M9」は5基のBA型ドライバーを搭載した上位モデル。低域×1、中域×2、高域×1、超高域×1という5way構成で、中低域のドライバーは本シリーズのため新規に開発されている。

高音域用のBAドライバーユニットには、実用金属の中でもっとも比剛性と内部損失の高いマグネシウム合金を振動板に採用。微小な音も忠実に再現できるとしている。

また、高い遮音性と安定した装着性も特徴。2種類の硬さのシリコンゴムに、独自開発のシリコンフォームを組み合わせた「トリプルコンフォートイヤーピース」6サイズに、素材が異なる「ハイブリッドイヤーピース」7サイズを加えた計13種類のイヤーピースが付属する。耳の穴に適した大きさのピースを使うことで、遮音性や装着性を高められる。

ケーブルは交換可能で、イヤホン側端子が汎用性の高いMMCX。プレーヤー側は3.5mmステレオミニプラグと4.4mmバランス標準プラグとなっている。コード長は1.2mで、導体は音響特性の高い純銀コートのOFC（無酸素銅）線。

再生周波数帯域は5Hz～40,000Hz、インピーダンスは20Ω(1kHzにて)。感度は103dB/mW。重さは約11g。

IER-M7

  • IER-M7

「IER-M7」は、4基のBA型ドライバーを搭載したモデル。ドライバー構成は4基・4wayで、低・中・高・超高域にそれぞれ1基ずつ搭載している。このほか、主な特徴は上位モデルとほぼ同等。

再生周波数帯域は5Hz～40,000Hz、インピーダンスは24Ω(1kHzにて)。感度は103dB/mW。重さは約9g。

製品の詳細は、発表時の記事「ミュージシャンの『グルーブ感』を再現する新イヤホン。ソニー”ステージモニター”とは何なのか」を参照してほしい。