ソニーは5日、100kHzの超高域再生が可能なヘッドホン「MDR-Z7M2」を国内発表した。10月6日に販売開始し、価格はオープン。市場推定価格は税別75,000円前後。
超高域100kHzまでの広帯域再生が可能な、密閉ダイナミック型ヘッドホン。耳全体を覆う70mmHDドライバーユニットが自然な波面を実現し、生演奏を聞いているような臨場感ある響きを再現するという。
ドライバー前面には、フィボナッチ数列を参考にした、網状の曲線パターン「フィボナッチパターングリル」を新たに搭載。これにより開口部が均等化される上、桟を可能な限り細くしたことで振動板からの空気がスムーズに伝わり、ハイレゾ音源を忠実に再現できるという。
振動板には液晶ポリマー(LCP)にアルミニウム薄膜をコーティングした、アルミニウムコートLCP振動板を採用。ドーム形状を大型化し、最適化することで、中低音域をクリアに、中高音域を艷やかに表現したとのこと。また、同社ヘッドホンとして最大級のネオジウムマグネットも搭載し、解像度の高いクリアな音質になったとする。
本体イヤーパッドには、頭の凹凸に追従する形状のエルゴノミック立体縫製を採用。内部素材には、厚みのある低反撥のウレタンを使用し、快適な装着感と迫力ある重低音を両立させている。
再生周波数帯域は4Hz~100,000Hz、ドライバーユニットは70mmのドーム型。インピーダンスは56Ω(1kHz)。約3mのヘッドホンケーブル(金メッキステレオミニプラグ)と、約1.2mのバランス接続ヘッドホンケーブル(金メッキL型バランス標準プラグ)を同梱する。重さは約340g。