組織や部下のマネジメントを担う「管理職」。大きな権限を与えられる分、責任も重く「ストレスばかり」……とはよく言われるが、メリットにはどんなものがあるのだろうか。今回は、マイナビニュース会員のうち管理職につく116名に、管理職として働くよさや、やりがいを教えてもらった。
Q. 管理職として働くよさ・やりがいを教えてください
人を動かす仕事ができる
・「人を使って数字を上げることは難しいがやりがいが大きい」(55歳男性/営業部長)
・「人を使いながら仕事を進めることができる」(42歳男性/マネージャー)
・「人を動かし、ノルマをクリアした達成感がうれしい」(50歳男性/班長)
・「人を使う仕事が出来るので自分も非常に勉強になる」(49歳男性/エリアマネージャー)
部下の成長が見られる
・「部下の成長が感じられるところ」(44歳女性/課長代理)
・「部下が育つこと」(48歳男性/課長)
・「アドバイスどおりに部下が動いて大きな成果を上げたこと」(55歳男性/課長)
・「部下とのコミュニケーションの中でそれぞれの個性を引き出し活用できたとき」(27歳女性/営業部長)
権限が大きい
・「自分の判断、権限で決められる範囲が広くなる」(52歳男性/部長)
・「自分のやり方で進められる」(61歳男性/センター長)
・「決定権があり部下を持つことができる」(46歳男性/課長)
・「自分で計画や予算を作れること」(41歳男性/担当課長)
チームで労苦を分かち合える
・「部下や周りの協力で部署一丸となって行動、目標達成に導けたとき」(32歳女性/業務推進部長)
・「部下たちを上手く使い、プロジェクトを完遂させ、その喜びを全員で分かち合うことができるところは非常にやりがいがあると思う」(47歳男性/マネージャー)
・「責任感を自覚できる。1つのプロジェクトを終えた時に部下達と苦楽を分かち合えるとき」(55歳男性/生産部次長兼品質管理課課長)
収入が上がる
・「年収が高いです」(33歳女性/管理部長)
・「賃金がよい」(48歳男性/課長)
その他
・「みんなに敬語を使ってもらえる」(50歳男性/マネージャー支配人)
・「いばっても文句を言われない」(49歳男性/社長)
・「安定したポジションで、安定した働き方を実現できる」(42歳男性/業務課長)
・「面倒くさい実務に携わらなくてよい。その分、部下が失敗した時の責任はとらざるをえないが、こまごまとした実務を部下が行ってくれるのは、ある意味本当にありがたい」(47歳女性/課長)
総評
管理職として働く「やりがい」として、特に多く挙がったのは「部下の成長が見られる」ということだった。自分の部下が大きく成長し、活躍するのを見るのは上司の醍醐味。自分がリーダーとして役割を果たせた証しでもあるため、とてもうれしいことのようだ。
「成功した時の喜びは、個人よりチームの方が大きい」という意見も寄せられた。部下をまとめるのは大変だが、その分やりがいがあり、成果が出た時は喜びもひとしおだそう。「やりきった時の充実感が全然違う」とのことだった。
他にも「経営に参加できる」「視野が広がる」「色々な知識を得られる」といった魅力があげられた。苦労も多いが、やりがいも大きい管理職。この仕事でなければ味わえない、達成感や充実感があるようだ。
調査時期: 2018年6月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 116名(管理職限定)
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません