JVCケンウッドは9月5日、標準で2つのカメラを搭載して前方と後方を同時に撮影できるデュアルカメラのドライブレコーダーの新製品「DRV-MR740」を発表した。本体をコンパクトな設計とし、設置しても運転のじゃまになりにくいようにした。価格はオープンで、予想実売価格は税別34,000円前後。発売は10月下旬の予定。
前方撮影用カメラを搭載するメインユニットと、後方を撮影するリアカメラがセットになったドライブレコーダー。メインユニット側に液晶パネルや操作ボタン、microSDスロットなどを搭載し、リアカメラは専用ケーブルで接続する仕組み。リアカメラのケーブルの長さは約8mで、大型車にも対応する。
前後のカメラはともにフルHD画質での撮影が可能。レンズはF1.8と明るいタイプを採用し、夜間でもきれいに記録できるようにした。フロントカメラのみHDRに対応する。別売の電源ケーブルを用いれば、最大24時間の駐車監視録画にも対応する。microSDカードは最大32GBに対応し、標準で16GBのmicroSDカードが付属する。GPSは搭載するが、Wi-Fiは搭載しない。地デジ電波への干渉を抑えるVCCIクラスBに対応する。
メインユニットの本体サイズはW87.9×H50.6×D33mm、重さは約106g。リアカメラの本体サイズはW44×H40.4×D30mm、重さは約35g。
派生モデルとして、サブカメラを車内の撮影に利用する「DRV-MP740」も投入する。カメラの周囲に赤外線LEDを搭載しており、夜間でも車内を明るく写せる。おもに運送業者やタクシードライバーなど法人をターゲットにする。サブカメラのケーブルの長さは約60cm。価格はオープンで、予想実売価格は税別37,000円前後。発売は10月下旬の予定。