ブラザー販売は9月4日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新製品として、超大容量インクカートリッジとサブタンクを搭載する「ファーストタンク」モデル5機種を発表した。9月中旬に発売する。価格はオープン。
MFC-J6999CDW
「MFC-J6999CDW」は、プリント / スキャナ / コピー / ファクスを搭載するA3インクジェット複合機。店頭予想価格は108,000円前後(税込)。
今回発表された、「PRIVIO」の大容量インク対応モデルは、いずれも超大容量インクカートリッジと、内蔵のサブタンクを搭載する。インクカートリッジの容量は、標準機種のものと比べてブラックが約16本分、カラーが約10本分を封入。A4モノクロ時において印刷できる印刷可能枚数が、約375枚から約6,000枚に向上している。
もうひとつの新機能は、カートリッジから注入する内蔵サブタンクを搭載すること。カートリッジ内のインクを使い切っても、中断することなく印刷を続行できる。サブタンクだけで印刷できる枚数は約200枚なので、この間にインクカートリッジを補充すればインク切れを防ぐことができる。
インク残量の確認方法も複数用意されており、本体の画面上で印刷可能枚数が表示されるインジゲーターを搭載するほか、透明インクカートリッジの採用で、インク残量の目視確認も可能だ。
最上位の「MFC-J6999CDW」は、前面から交換できる4色独立インクカートリッジを採用。A4モノクロ約0.7円、A4カラー約3.7円の低ランニングコストを達成している。自動両面プリントに対応し、刷速度は約カラー20枚/分、モノクロ22枚/分と高速。プリント解像度は1,200×4,800dpi。
50枚の用紙をセットしておけるADFも装備し、標準用紙トレイの給紙枚数はトレイ1 / トレイ2 / トレイ3ともに250枚。厚紙などをセットできる多目的トレイには100枚をセット可能。操作用に3.7型タッチパネル液晶を装備する。
スキャン機能は、Dual CISの搭載により両面同時スキャン / コピーが可能。最大光学解像度は1,200×2,400dpiで、読み取り速度はA4片面カラー/モノクロともに2.7秒。
インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW575×D477×H445mm、重さは27.7kg。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2 / 2016、Mac OS 10.11.6以降。
MFC-J6997CDW
「MFC-J6997CDW」は、給紙トレイが2段のA3インクジェット複合機。店頭予想価格は90,000円前後(税込)。
給紙トレイを2段としたことで、最大給紙枚数は650枚となっている。本体サイズはW575×D477×H375mm、重さは24.7kg。そのほかの仕様は「MFC-J6999CDW」とほぼ共通。
HL-J6000CDW
「HL-J6000CDW」は、プリント機能のみのA3インクジェットプリンタ。店頭予想価格は60,000円前後(税込)。
ADFが省略されているため、最大給紙枚数は600枚となっている。本体サイズはW575×D477×H315mm、重さは19.4kg。そのほかの仕様は「MFC-J6997CDW」とほぼ共通。
MFC-J1500N
「MFC-J1500N」は、プリント / スキャナ / コピー / ファクスを搭載するA4インクジェット複合機。店頭予想価格は60,000円前後(税込)。
印刷速度は約カラー10枚/分、モノクロ12枚/分。プリント解像度は6,000×1,200dpi。給紙枚数は150枚で、ADFには20枚の用紙をセット可能。スキャン機能は、最大光学解像度が1,200×2,400dpiで、読み取り速度はA4カラーが4.4秒、モノクロが3.4秒。
インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW435×D341×H195mm、重さは8.8kg。そのほかの仕様は「MFC-J6999CDW」とほぼ共通。
DCP-J988N
「DCP-J988N」は、プリント機能のみのA4インクジェットプリンタ。店頭予想価格は42,600円前後(税込)。
本体サイズはW435×D341×H195mm、重さは8.7kg。そのほかの仕様は「MFC-J1500N」とほぼ共通。