マイクロソフトは8月31日、東京都内のホテルにおいて、パートナー向けキックオフイベント「Japan Partner Conference 2018」を開催した。このイベントは、同社が2020年に向けてパートナー各社とどのような未来を描き、どのように世界を変えていくのかを、事例とデモを交えて紹介するというもの。
FY18の年間総売上は1100億ドルを突破
キーノートのトップバッターには、米マイクロソフト コーポレイトバイスプレジデント ワン・コマーシャル・パートナーのブリエラ・シュースター氏が登壇し、FY18における成果について発表した。
それによると、対前年比の売上は「Microsoft Azure」が100%増、CSP(Cloud Solution Provider)が225%増、「Office 365」が36%増、「Dynamics 365」が52%増の成長を記録。さらにFY18の年間総売上は、同社として初となる1100億ドルを突破したという。
また、同氏は日本市場が今後さらに成長できる期待として、2020年に開催される「東京オリンピック」、各企業が精力的に推進している「働き方改革」、科学技術政策の基本指針「Society 5.0」の3つを挙げ、「これまで高品質な製品を作り続け、なおかつこうしたイノベーションが起こる可能性のある日本市場に、大きな期待を寄せています」と語った。
2020年までに日本でNo.1のクラウドベンダーを目指す
続いては「インテリジェントテクノロジーによるデジタルトランスフォーメーションの推進」と題し、日本マイクロソフト 代表取締役 社長の平野拓也氏が登壇。イノベーションの注力分野として「MR」「AI」「量子コンピュータィング」を挙げた。また、2020年に向けては「インダストリー」「ワークスタイル」「ライフスタイル」という3つのイノベーションを推進してくと強調。
「弊社は2020年までに、日本でNo.1のクラウドベンダーを目指します。そして今後もパートナーの皆さまと共に、お客様のデジタルトランスフォーメーションの推進をご支援していきます」と語った。