ダイドードリンコは、炭酸飲料「mistio(ミスティオ)」の発売当時に広告キャラクターを務めていた歌手・安室奈美恵への感謝の気持ちを込めたメッセージとして、4日の朝日新聞の全国版 朝刊に全面広告を掲載した。
今月16日に引退する安室は、1996年の発売時から2年間、広告キャラクターとしてCMやポスターに起用され、さわやかで躍動感あふれるCM映像と「飲んでミスティオ」のキャッチフレーズが小中学生を中心とした若い世代の心をつかんだことで商品は大ヒット。その後22年間にわたりロングセラーを続けている。
当時は安室のファッションを真似た「アムラー」が全盛期で、「ルーズソックス」などのワードが流行語大賞を受賞。ダイドー「mistio」は、安室と同じ時代を生きてきたブランドとして、「これまでの安室奈美恵さんへ感謝」と「これからの安室奈美恵さんを応援したい」という気持ちを込めたメッセージを掲載した。
このメッセージは、当時の「mistio」CMソングで使われていた「Don't wanna cry」をはじめ、安室がこれまでに発表した50曲以上の楽曲タイトルを引用して散りばめ、すべてをつなぎあわせて感謝を伝える英文になるように構成している。
当時の開発担当部所属メンバーは「1996年当時、缶コーヒーメーカーとして知られていた弊社にとって、ダイドー『mistio』は炭酸飲料市場での大きな飛躍を狙った商品でした。そこで、広告出演でお力添えいただいたのが安室さんだったのです。結果、期待を大きく上回る成果がでたのは言うまでもありません。社会現象を巻き起こした安室さんの影響力は凄まじく、ダイドー『mistio』の認知は急上昇しました! 商品だけでなく、店頭 POP や各種販促物を求めるお客さんからの問い合わせへの対応にパンク状態になったのを思い出します」と当時を振り返り、「安室さんの魅力が商品の魅力となり、お客様に喜んでいただける商品につながったと思います。これからも安室さんと共に作った商品魅力をずっと引き継いでいきたいと思います。安室さん、ありがとうございました!」と感謝している。