パナソニック株式会社エコソリューションズ社はこのほど、「トイレのニオイと掃除に関する実態調査」の結果を明らかにした。同調査は8月3日~6日、持ち家・同居家族有の家に住む男女各500名を対象にインターネットで実施したもの。
居心地のよいトイレ空間に重要なことについて尋ねたところ、1位は「トイレのニオイが臭くないこと」(66%)、2位は「見た目の清潔さを保つこと」(60%)、3位は「トイレの空気がキレイなこと」(49%)となった。
トイレのニオイが蓄積されていると思う箇所を聞くと、全体では「便器のフチ裏」(42%)が最も多かった。次いで「便器の内側」「便座(裏)」と便器や便座本体をあげる声が多かった。一方、壁がトイレのニオイの蓄積場所であることを知らない人は82%で、掃除をしても取れないニオイの原因が「トイレの壁」である可能性が高いことがわかった。
自宅トイレにおける脱臭対策の実態を調べたところ、実際に「対策をしている」人の割合は全体の47%だった。29%は「気になっているが対策ができていない」と答えており、全体の76%が脱臭対策に関心を持っていることが明らかになった。
「名誉トイレ診断士」「トイレクリーンマイスター」「掃除能力検定士」の資格を持ち、トイレ芸人として活躍するどきどきキャンプの佐藤満春さんによると、トイレのニオイを予防するには、トイレ本体よりも、トイレ空間全体の空気を循環させることが大切だという。
「トイレのニオイの原因は汚れなので、汚れをつけない状態をいかにキープし続けられるかが大切。その状態を維持するために、毎日トイレをチェックすることが必要です」とコメント。壁に付いたにおいは、週に一度ほど壁を拭けば、ある程度防ぐこともできるという。