俳優の窪田正孝が2日、都内で行われた初のフォトブック『マサユメ』(SDP 税抜2,778円)の発売記念イベントに登場した。
同書は窪田が写真家・齋藤陽道と共同制作を行い、28歳〜30歳までの姿が収められた。窪田は「こうやって形になったことが純粋にすごく嬉しいです」と喜びを表し、「30歳の節目に形としてできて、直接ファンの方に手渡しできるのが嬉しいですし、3年間やってきたことが実現できた、理想の形になったかなと思います」と語った。
タイトルについては「この仕事を始めてから、夢を見たことがあって。おじいちゃんが現場で芝居をしているという夢だったんですけど、その人が振り返ったら自分だったんですよ」と明かす。「本当にいつまでもこの仕事ができたらいいな、とは思っているので、おじいちゃんになっても芝居できる環境でいたいな」という願いを込めたという。
現在はテレビ朝日系ドラマ『ヒモメン』(毎週土曜 23:15~)に主演しているが、「自分はどちらかというと、借金してでも女性におごられたくないところがあるので、そこは違います」と、ヒモの素質はきっぱり否定。また、「40歳までに大河の主役をやってみたい。いきなりはできないかもしれないけど、1年に1人、もう再来年まで決まっているので、後の9人のうちに入れたらいいな、と思っています」と夢を語った。
自身のキャリアを「20代後半くらいまでは、現場でいろんな人に揉まれながらがむしゃらだったんですけど、だんだん自分のために頑張ってることに疲れてきちゃうこともあって」と振り返る窪田。「業界の仕組みを知っていくこともあって、できることは少ないけども、より良く現場が和むような環境づくりを行いたい。年下の方が増えていくので、そういう方々に背中を見せられる30代になって、いい年の取り方をしていきたいと思います」と抱負を述べた。
また、この日は集まったファンと共に、写真家の齋藤のサプライズバースデーも行った。花束を持った窪田が現れると、ファンからも歓声が上がる。窪田はまるで小学校の先生のようにファンを誘導し、誕生日をお祝い。その後行われたお渡し会でも、ファン3,500人が押し寄せる中、一人一人の言葉をしっかり聞きながら言葉を交わしていた。