お笑い芸人のイモトアヤコが、10月期に放送されるTBS連続ドラマ『下町ロケット』の新シリーズに、物語の鍵を握るベンチャー企業ギアゴースト副社長の天才エンジニア・島津裕役で出演することがこのほど、わかった。
主人公の佃航平を演じるのは、前シリーズに引き続き阿部寛。ヒロインである佃航平の娘・佃利菜役には土屋太鳳、そのほか、立花洋介役の竹内涼真、山崎光彦役の安田顕、殿村直弘役の立川談春をはじめとした佃製作所のメンバーや、財前道生役の吉川晃司、藤間秀樹役の杉良太郎といった帝国重工の面々など、前シリーズを盛り上げた多くの出演者の続報がすでに発表されている。
そしてこのたび、新シリーズからの追加キャストとして、トランスミッションメーカー・ギアゴーストの副社長であり、天才エンジニアと称される島津裕役でイモトアヤコの出演が決定した。
ギアゴーストは、創業5年のベンチャー企業。トランスミッションを主戦とし、パーツのひとつひとつをコンペで選定し外注するという新たなビジネスモデルで急成長している。島津は元帝国重工の社員で“天才エンジニア”と呼ばれていた経歴をもち、現在はギアゴーストの副社長でありながら技術者として開発にあたっている。佃製作所はひょんなことからトランスミッションに使用するバルブのコンペに参加することになりーー。島津は佃をはじめとする佃製作所のメンバーとも深く関わっていく重要な役どころだ。
イモトは「『下町ロケット』という大好きな作品に参加できることがうれしくてたまりません」と喜び、演じる島津について「純粋にものづくりを愛するプロフェッショナルな誠意ある技術者です。私自身、好きなものは好きと言える人でありたいと日々思っております。そういった本当のことを生かしながら島津という女性を演じられたらと思います」と説明。そして、「現場にいらっしゃるドラマというものづくりを愛する福澤組のキラキラした目と高揚感のある撮影現場になんだか緊張感と共に不思議な居心地の良さを感じております。月曜日からまた『よし!』と思ってもらえるよう日曜日の夜を盛り上げていけるギアの一部になれたらなぁと気合いを入れております」と意気込んでいる。
プロデューサーの伊與田英徳氏は「ある舞台で、芝居に対して体当たりで向き合っていらっしゃるイモトさんを見て感動したことを昨日のことのように覚えています。イモトさん演じる島津裕は原作でも個性が強く、新シリーズの大きな鍵を握る印象的な役どころです。この島津という役を、あの真っすぐな目をして演じていたイモトさんに是非ともお願いしたいと思いオファーしました」と起用理由を説明。「クランクインは阿部さん演じる佃社長とのツーショットのシーンからだったのですが、良い緊張感のもと素敵なシーンが撮影でき、これからがますます楽しみになりました。女優としてのイモトさんの本気の演技に期待しています。皆さんも楽しみにしていてください」と話している。
イモトは本作がTBSの連続ドラマ初出演。そんな彼女の女優デビューは2010年に放送されたTBS開局60周年記念特別ドラマ『99年の愛~JAPANESE AMERICANS~』だが、くしくも両作の演出を務めるのは福澤克雄だ。8年が経ち、今作でどのような演技を見せるのか。
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